敗者の街 ―Requiem to the past―

作者 淡月悠生

30

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★★★ Excellent!!!

最初はすべて透明なピース。しかもあちこち散らばって見分けがつかない。
何となく合わせて、つなげて。でも合わなくて。
もどかしい時間が長く続きます。

でもゆっくりと、本当にゆっくりとピースは色を得ていく。
様々な状況に揺り動かされ、振り回される人たち。
やがてすべてがつながるとき、それぞれに待っているのは祝福か、罰か。

緻密に組み立てられた世界観とそれをきっちり纏め上げる作者の頭のおかしさに、
一種の麻薬的な快感を感じられたら十分。
あなたも立派なジャンキーです。

病的な依存性を持つイカレた群像劇にどっぷりハマってみたい方、
是非おすすめしたい。

★★★ Excellent!!!

この物語は、とある一通の不審なメールから始まります。
そこから現れるのは、奇妙な街と奇妙な人物達。

過去と未練、罪と贖罪。誰もが心に何かを隠して、この「敗者の街」で生きている。
彼らの歪んだ、けれど切実な思いとともに、展開が進めば進むほど謎が深まっていく物語にいつの間にか引き込まれていきます。

願わくば、彼ら全員にとってこの終わりが良いものでありますよう。
そして、レヴィとロバートに最高の祝福を。

素敵な物語をありがとうございました!