喘息。
一般的によく知られる病気だが、これがまた途轍もなくしんどいらしい。
私の友人が苦笑いしながらよく語ってくれたのを覚えています。
物語の主人公、森緒は若き20代の青年。
大人になって、ようやく普段の生活をする上では少しずつ治まってきた喘息だったが、季節の変わり目がひどい発作になるようになった。
ある日、あまりのひどさに喘息で入院が決定した。
その病室で様々な出会いを果たすのでした。
刺繍画の才がある者や、外出に競馬好きなど。
特色溢れる人格の持ち主なだけに、ここの入院生活で学ぶものも多かったのだと思います。
入院生活がこれだけ楽しいと逆の意味で退院しづらいのも確か。
笑いあり、ドラマありの入院先で起こる様々な物語に読者は惹きつけられるでしょう。ぜひ、ご覧ください!