ホラーです!
皆さん、ホラーですよ!
もうジャンルがホラーですからね、そりゃあ身構えて読みましたとも。青嵐さんのホラー怖いんですもん。
でも、安心材料があるわけです。
その名は。
『恋愛要素有り』
しかも念押ししてますから。
こりゃあ大丈夫だと。夜のトイレも怖くないぞと。
ところがですね、なかなかその恋愛要素がやってこない。その代わりに、ホラーじゃないはずの部分でぐいぐい怖がらせてくるわけです。
え?大丈夫?この感じでラブ来る?
そんな中、颯爽と現れる恋愛要素、香川さん!
コメント欄も拍手喝采の大賑わいですよ。
恋愛部分は安定のキュンキュンで、ホラーは安定のブルブルで。
もーとんでもないジェットコースターです!
これは読んだ方が良い!
絶対に!!
これ以上ないくらいの『幸せな家族』をぜひ!
中学校で特別支援学級を受け持つ行橋先生。
心身の不調を抱えつつも、ボランティアコーディネーターの香川奏良さんとともに、転校してきてから、ずっと不登校の田部くんの対応にあたるが……。
まだ序盤で、タグの内容が、これからどう出てくるのかすら読めず、わくわくと「待ち」の状態なのですが。
ほんと、たくさんの方に読んでいただきたい! この物語を。
学校内部という、知っているようで知らない世界を描くお仕事小説の一面を持っていますが、そこで日夜頑張ってらっしゃる先生方、そして一緒に不登校に対応していくボランティアコーディネーターさんなどのお話は、「こんなケースもあるのか!」という目から鱗の驚きでいっぱいです。
そして同時に、目から熱い涙も……。
まだ序盤なのに! それなのにこんなに泣いてたら、読み終わった時には干物になっているんじゃなかろうか……(涙腺がすごく緩い自覚はあるのですが)
作者様の、温かく真摯な人柄を感じずにはいられない素晴らしい物語。
これからどんな風に展開していくのかわかりませんが、最後まで、がっつり味わわせていただきます!
「世界はそれほど悪くない」
そう思える未来が、誰にでも、進んだその先にあると信じて。