二度目のプロローグに辿り着いた時、鳥肌がとまらなくなりました!
- ★★★ Excellent!!!
これは、主人公カイトくんが、けしからん美少女たちから無条件に好かれまくってあたふたする物語です。
本作には、たくさんの美少女が登場します。
その華奢な身にはあまるのではないかと思われる、壮大な使命を背負った正ヒロイン、フラウロウ。清楚系儚い美少女枠。
主人公カイト君の幼馴染の恋人にして義理の姉にして実は長年の想い人でもあるエリシア。色っぽいお姉さん枠。
見た目は美しい赤毛の女の子、でも、その心はというと実は――? 凛々しくて男前なミューリィ。可愛い女の子枠(あれ?)。
生き様も、心も、ちょっぴりお茶目なところまで含めて、美しく気高く格好良くて素敵ですリディア嬢! 格好良いお姉さん枠。
とある事情から帝国へとわたった妹、セーラ。
ね!? 魅力的な美少女が沢山登場するでしょう!? まぁ、主人公が無条件に好かれまくるってところは大嘘なんですけどね!!←
でもね、それが大嘘だからこそ、良いのです! それこそが、本作品の魅力で味わいなんです!
上述したとおり、この世界には、いわゆる記号で括れてしまうキャラクターは一人も出てきません。
それは、彼女たちが、ちゃんと心・信念・想い・意志を持っていて、生きている人間だからです。彼女たちは、物語に登場する美少女であるとともに、ちゃんと人間的な感情を持っていて、綺麗ごとだけではないことも沢山起こるリアルな世界で、それでも精一杯に生きているんです。
もちろん、美少女たちだけではなく、イケメンからイケ(てる)オジ(サマ)まで登場しますよ! もちろん彼らも、しっかり生きています。
だから、実はハーレム小説ではなくて、緻密に練られたファンタジー世界の中で織りなされる、圧倒的な人間ドラマ劇だったのです。そして、ファンタジー世界の情景がこんなにも色鮮やかに目の前に浮かんでくるようなのは、作者様の筆力のなせる業なのでしょう。
プロローグに至るまでの道のりを知った瞬間、鳥肌、間違いなし!ラストはうるうるものです!
だからね、みなさんもぜひ、このハーレム小説を読んでください(´∀`*)←