うつ病だけど。それでも。

深く優しい世界できっと自分の力で回復へ向かいます。

　短い文章の中に、葛藤や挫折、決断といった様々な要素がある作品。
　特に作者様が凄いな、と思ったのは、ちゃんと自分の道を選んでいると感じるところだった。確かに、周りの様々な方に支援を受け、カウンセリングや診察、薬などを行ったのだと思います。しかし、最終的に治療と言う道を選び、人生のターニングポイントで大きな決断をなされたこと、今働いているということ。それら全ては、作者様の御英断。
　精神疾患と言うことで、様々な目があることは、小生も知っている。そんな中で、働くという大変さ。
　ご自愛して下さい、という言葉で締めくくりたい。

　是非、ご一読を。

僕は世界の隙間に挟まっても助けてほしいと言いません。自分が悪い、謝る、悩むそのループです。それが僕にとってのうつであり、その生き方しかできないのです。うつについて書くのは思い切りのいる事と思います。そのチャレンジを評価しています。他の作品ではむしろ前向きな表現が多い作者さんですが、こちらの作品では悲しさや憤りがそのままに表されていて、なぐさめがないところが良いと思います。