第7話 あとがき

 カクヨムをご利用の皆様、はじめまして。呉エイジと申します。

 簡単に自己紹介をさせてもらえば、インターネットで書いた雑文が『マックピープル』という雑誌の編集者さんの目にとまり『我が妻との闘争』という夫婦コメディエッセイの本を書籍で四冊、電子書籍で五冊、コミカライズにもなりました。

 あとはオリジナルでキンドルの電子書籍を数冊出しております。

 これを読んで私の文章を気に入っていただけましたら、アマゾンで検索してもらえれば幸いです。

 さて、本作、今年の頭に構想し、ようやく形になりました。

 せっかくのカクヨム初参戦作品です。話題作りに楽屋話をオマケとして掲載しておきましょう。

 実はこの話、職種、商品、舞台を大幅に変えてはいますが、実体験をベースに書かれた話です。

 目安箱に投書した瞬間、凍りつきました。

『もし内部に内通者がいたら』

 その可能性に恐怖し、そうして書き上げたのが本作です。今はまだ生きていますが、今後、私が不審死したら、漫画家である相棒の金平が私の本当の職業を知っています。

 なので、捜査はその証言とこの小説を読めば、警察もすぐに察することと思います。

 内部に内通者がいないことを祈るばかりです。

 そうして作品にセンセーショナルなオマケをもう一つ付け加えるとしたら、葬儀場での主婦との指遊びでしょう。

 これを詳しく書くと、私の女性読者が軽蔑しながら減ってしまうので(笑)実体験はあの指遊びだけだよ、とだけ含みをもたせながら留めておきます。

 結城昌治の「童話の時代」が大好きで、目指したのはそんな非情で乾いた世界です。

 書いている間は『俺、天才』と有頂天でしたが、完成したらそんな過信も何処へやら、今はおずおずと皆様に楽しんでもらえているか? と控えめにテキストを差し出す次第です。

 カクヨムは書き上げる文字数が画面下に表示されるのが、書き手として燃えましたね。いいツールだと思います。

 また投稿するかもしれません。その時はどうぞよろしく。感想をいただければ、作者は飛び上がって喜びます。

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正義の行き着く先 呉エイジ @Kureage

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