広大なウィスキーの世界を独自の例えでプレゼンしていく!

 ビールや缶チューハイなどのお酒とは違い、ウィスキーは値段も高く、アルコール度数も強め。飲んでみようと思っても、躊躇してしまう人も多いのではないでしょうか?そんな方にぜひお勧めしたいのが、このエッセイです。

 今年で連載6年目を迎えるこのエッセイには、数百本ものウィスキーが紹介されています。しかも、すべて実際に作者が味わったウィスキーからピックアップされているのだから、圧倒されること間違いなし。

 アルコール度数が高いウィスキーはロックや水割りなど、さまざまな飲み方が楽しめます。本エッセイでは飲み方ごとの味わいを解説し、さらに一緒に楽しむのにお勧めのおつまみも紹介されているので、かゆいところに手が届く内容になっています。そして、最大の特徴は、ウィスキーをさまざまなタイプの女の子にたとえている点! 「なんとなく分かる」と思える例えもあれば、「どんな味なんだ?」とツッコミたくなる例えもあり、ユニークさが光ります。

 さらに、単に無作為に紹介するのではなく、時には日本産のウィスキーをまとめて紹介したり、手に取りやすい価格帯の銘柄に絞って特集したりと、読者の関心に合わせた構成になっています。ウィスキーの世界に興味がある方はもちろん、ちょっと新しい銘柄を試してみたい方にもぜひお勧めの一冊です!


(「酒は飲んでも飲まれるな!」4選/文=柿崎憲)

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