概要
彼女の手にはサングリア。床には押し倒された俺。
酒席で気になってた女の子に声を掛け、介抱し、家まで送るよと紳士的な対応をした。そのままタクシーで帰れたら俺は勇者だったと思う。
だがしかし、俺は勇者ではなくスライム程度の存在だったのだ。すなわち倒されるもの。あるいは被捕食者。
美人で気立てもよく社交的な彼女は、酒癖が悪いという欠点を持っていた。そのひどさの程度ってやつを、俺は知らなかった。
彼女をたとえるならば、きっと魔王。すなわち捕食者だったのだと。
***
同題異話・十月号に参加させて頂きました。あはんうふんな雰囲気を含みますが、要するにあほえろです。
だがしかし、俺は勇者ではなくスライム程度の存在だったのだ。すなわち倒されるもの。あるいは被捕食者。
美人で気立てもよく社交的な彼女は、酒癖が悪いという欠点を持っていた。そのひどさの程度ってやつを、俺は知らなかった。
彼女をたとえるならば、きっと魔王。すなわち捕食者だったのだと。
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同題異話・十月号に参加させて頂きました。あはんうふんな雰囲気を含みますが、要するにあほえろです。