何度でも伝えるよ、僕の名前を――。今日も明日もこれからもずっと。

記憶は誰のものなんだろう。
私のもの?
僕のもの?
それとも――。

明日へと繋がることのない今日の記憶。
その連続性が日々断ち切られてゆく現実を前にした2人の胸にあったもの。

昨日のことが分からなくても、明日どうなるかわからなくても、たったいまの「今日」誰かを想うことが出来たならそれは希望と呼べるものではないだろうか。

夕空に舞う記憶の断片たち。
時間よ――彼らを解き放て。


ずっと、ずっと読んでいたかったです(ああっ読み終えてしまったっ)
本当に。
ありがとうございました!!!

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