ちっさい妖精のおじさんが欲しくなる!

女子高生の早川優衣は前世である明治27年の夢を見る。
ある日、バス停で妖精を見つけるが、その小さなおじさんは夢で登場した案内人にそっくりで……。

おじさん妖精の出てくる恋物語ですが、涙あり友情あり、家族愛あり……。
等身大の優衣が感情豊かで共感も持てますし、前世の夫で現在クラスメイトの大谷くんもなかなかのイケメン。
優衣の親友二人も友情に篤い素敵キャラ。

そしてそして。
優衣の家でしばらく過ごすことになったちっちゃいおじさんが、とてもホンワカキャラで癒し系。
何でもうんうん聞いてくれるし、適度に鋭いことも言ってくれる。
こんなおじさん、わたしも欲しいです!

ポイントとしては、このおじさんは優衣だけに見えるのではなく、家族や他の人の目にも見えると言うこと。
だから優衣も変に秘密をもつ感じではなく家族の一員として過ごす生活自体も読んでいて楽しいです。

この出会いの物語、お約束として最後にはおじさんとの別れがあるのですが……。
もうおじさんと別れたくないのは、誰よりわたし!!
ずっとここにいてくださいっ! と、すっかりファンになっていました。^-^

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