子猫の名前はここから生まれた
もう見つからないと諦めかけた
このまま帰れば私は一日中泣くだろう
子猫が寝ている顔が目に浮かぶ
私は薮の脇にとめた自転車の横で
空を見ながら 心の中で呟いた
「どうかどうか助けて下さい 」
もう一度薮の中へ入って見つからなかったら
諦めようと薮の中へ入って行く
「みぃー」と小さく子猫の鳴き声が聞こえた
ようやく見つけた!
私は幸せだった 感謝した
それが子猫を拾った一日目だった
とはいえ、まだ迷っていた
仕事を持っている私が猫を飼えるのだろうか
もし飼い主が他に見つかった場合を考えて
名前をすぐに付けなかった
子猫と暮らして五日が過ぎた時
やっぱり名前を付けよう
子猫を飼おうと決めていたのかもしれない
何と言う名前がいいかな
仕事をしながらチラリチラリと考えた
白い足だからソックス?メイ?マリー?
空を見て願った時に見つかった猫だ
天からの贈り物
マナだ !
mannaと書いてマナ
会社の隣の席に座っている奴←(これには色々あって奴のほうが合ってる人)
奴からメモがきたときに猫拾ったけど
名前これとこれとこれ
どれがいいかな?と書いた
奴はちょっと考えてからマナがいいと言った
絶対マナと答えろよの思いを悟ったかのようにそう答えたのであった
そう天からの贈り物マナ
届け主は人間の目には見えないけれど
優しく見守ってくれている人に違いない
そういう訳で…
マナと名付けられた猫との幸せな生活は
現在進行中である
私のところに来てくれて 一緒にいられて
幸せだよ…ありがとうマナ!
小さな猫が贈り物…ですか? あおい 空 @sora117
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