木曽義仲の遺児義高が、ネズミ妖術で仇を討つ!!

これは、作者様へのお礼のコメントです。

『頼豪阿闍梨恠鼠伝』のあらすじ調まとめをして下さって、ありがとうございます。
奇術競の浮世絵の義高くんが大ネズミと一緒にいるのを見たときから気になってたコレが、どんなお話なのか、ようやく最後まで知ることが出来ました。
これも、作者様がわかりやすく書いて下さったおかげです。
本当にありがとうございました。

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ちなみに『頼豪阿闍梨恠鼠伝』というのは、『南総里見八犬伝』や『椿説弓張月』で知られる滝沢馬琴の書いた読本の一つで、朝敵として源頼朝に討たれた木曽義仲の息子の義高が、夢に現れた頼豪の神霊からネズミを操る妖術を授かり、その力で親の仇らを討とうとする仇討ち物です。
逆に義仲を恨み、義高へ復讐しようとする者などもいて、様々な思惑がぐるぐると絡み合った、波乱万丈、奇想天外な江戸時代後期のエンターテイメント作品です。

現代人の感性からすると、ちょっとついていけない展開もあるかもしれませんが、魅力的なキャラクターもたくさん出てきますし、とても読みやすく噛み砕かれて書かれているので、皆様も是非読んでみて下さい。
歴史好きな方はもちろん、ちょっと変わったお話を読んでみたい方にもオススメです。