第1話 穏忍神社 始
「…着いた!ここが、日本というとこか」
山に囲まれ、街に行けば、色々な商業をやっている。
「ええっと…ここから、こう行って…ああいって…」
困っている時、1人の少女が声をかけてくれた。
「道わからないの?」
そこには、同い年ぐらいの女の子がいた。
「見せて…ああ、ここね!案内してあげるわ」
そう言われ、おんなのこについていった。
「君、見たところ、ここの人ではないよね。どっか、遠くの国からやってきたの?」
「俺は、ここから、遠いいんだけど、ケビシというところから来たんだ。」
「そうなんだね!初めて、外の人と話せた!そういえば、名前言っとらんかったね!私は、キョウコ!キョンって呼んでね」
そうこうしてるうちに、目的地に到着着いた。
「ありがとう!俺も、名前名乗って無かったから名乗るね!俺は、ソーよろしく!また、会える日を!」
こうして、2人は、別れていった。
ここから、真っ直ぐ歩いたところが、修行をする穏忍神社。といっても、真っ直ぐ進んだら山なんですけど、と思いつつも歩いた。
しばらくして、夕日が沈む頃、神社の鳥居がようやく見えた。
「おおーあんちゃんが、バララークの息子か。俺は、ここの112代目当主スバル言うねん。よろしくな!」
スバルは、とても体格が良く身長もかなり高い人であった。
「とりあえず、明日から修行するから、今日は、宴会じゃい!」
こうして、俺の修行が始まるのであった。宴会では、自己紹介をし、豪華な食事をした。ここでは、毎年この時期に新しく修行を行う者を、闘技場のように戦わせるのが普通らしい。まぁ〜当然、選ばれることもわかっていた。だが、相手は、俺と同い年であるのに、俺よりも、身長が15センチほど高い男であった。右には、やりに見立てた竹刀(あんなの見たことないぞ…)、左には、包帯を巻いていた。
当然、俺は、王宮でもらった、短剣しか持ち合わせていない。
いざ、尋常に勝負!
1発目から、展開があった。溝に、槍がいきなり入ったのだ。ありえない…俺は、吹き飛ばされ、いきなりピンチを迎えた。早々に、2発目が来る。俺は、王宮で習った、王宮剣術第3の型[晒し術]を、使った。危うく、交わした。俺は、すかさず短剣で首を……。
「殺しても、構わぬぞ」
スバルが言った。
俺は、そのまま短剣を刺した。なんと、敵のそいつは、刺さらない…!俺は、3つ目で右腕を骨折してしまった。俺は、右腕で短剣は、使えず、左腕しか使えなくなった。
そんな時、この言葉を思い出した。父の言葉だ…。
「隙あれば、あの技を使え…ただし、本当に負けそうになった時だけにな…」
俺は、すかさず左腕を拳銃のような形を作り、相手の頭に向かって指した。
「暗殺術、第7番 暗殺銃[アサシンライフル]」
人差し指から、黒の銃弾のようなものが、発射された。相手の頭を撃ち抜くかと思いや、そいつの槍で弾かれた。意味が分からない。とっておきを弾かれたんだぞ…。俺の頭は、大混乱した。そして、そいつがまたやってくる。
「辞め!勝負あり!」そう言われ、勝負は、終了した。
その日は、一睡もできずそいつのことばっかり考えていた。
ケビシ物語〜ZERO〜 @shoh2002
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