書くことを掘り下げていくと自分の生きかた考えかたへ辿り着くのかも

創作論法みたいなカクヨムとの付き合いかたを綴ったエッセイがちらほらと目につくなか、こちらの作品もそういうタイプなのかなと思って興味本位でひらいてみました。「縦読み?縦書き?」から「読まれる方法?」までは、そういった話題が続いて、「自由に生きるとは」でカクヨムから離れて筆者の個人的な話へと移っていきます。こういう状況の中でカクヨムという場所に参加している人もいるのだな、という新しい視野でした。

システマチックなところに整然と並べられた作品群を見ていると、やはり「同じステージにいる」と錯覚してしまいます。でもみんなそれぞれの生活があって事情があって人生があって、そのひとときだけカクヨムという場所に属している。ただほんのちょっとだけ交わっている。作品を楽しむだけならばそういう背景的な部分はいらないと思っているのですが、「ここにはどういう人が集っているのだろう」とエッセイを探ってしまうのは、その背景を知りたい気持ちがどこかにあるからですね。

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