2018年度下半期推し作品
活動報告がちょうど2018年9月頭から始まっているので、まずは2018年下半期推し作品のご紹介。
その月の推しを1作、完結作から選び出し、連載作は半年分まとめてご紹介。
……の前に、まずはこの時期の自作の動きを追ってみます。気になったのがあればぜひ読んでください!
「摩天楼の翳」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882174206
2019年9月に完結。裏社会を舞台に異能者達が闘うハードボイルド。
初稿は20年前から書き始め、2008年にいったん完結したが、カクヨム掲載にあたり改稿、エピソードの追加をしながら2017年より再連載を開始した。
長い年月をかけているだけあって思い入れは大きい。御剣作品の代表作はと問われるとこれを挙げる。
「キワモノと呼ばないで」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883599249
極めし者シリーズの設定集とセルフパロ。
現在も不定期連載中。リクエスト受付中。
うちよそ「扉よ扉」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886019434
創作友人のキャラをお借りしてのうちよそ。
不定期連載中。リクエスト受付中。
摩天楼の翳 番外編集 「翳を成す光と闇」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887386329
摩天楼の翳の正式番外編。本編に収めきれなかったエピソードをこちらに収録。
不定期連載中。リクエスト受付中。
「どりぃむ☆IN☆ドリーム」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887609022
カクヨムコン4に応募するために連載開始。
夢の中で夢魔と戦う女子中学生、愛良の活躍。
戦いのみでなく学校生活や恋の行方なども描く。序盤ではまだ夢魔との戦いのみ。
原案は昔にやったTRPGのキャンペーン。アイラという女の子が魔剣サロメと共に戦っていたのでそれを現代で表現すると、と考えてプロットを練った。TRPGでは恋のあれこれはなかったけれど(笑)。
カクヨム3周年記念選手権
「ファントム・アウルはかわいいを主張する」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888756582
戦場にささやかれる暗殺者「ファントム・アウル」のウワサ。
「セカンドボーイに一直線」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888756582
二番目くんに恋する女の子は親友に協力を求めた。
「幼馴染の女の子は僕を囮にする」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888831903
「すべては夢のものがたり」シリーズ。
お隣さんにして幼馴染の綾乃に夢の中でこき使われるヘタレ男子、克己の戦い。
「画力ゼロの俺が絵で物を生み出す魔法を手に入れた」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888843821
異世界転生した画力ゼロの男が手にした魔法は。
「妊婦の体重管理は仁義なき戦い」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888883268
妊婦の体重管理に関するエッセイ。
「この素晴らしく真っ白な世界から抜け出すために」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888917293
人間界と精霊界のはざまに連れてこられた主人公は無事、人間界に戻ることができるか?
「これが正夢なら、わたしはあと10年戦える」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888938987
小さい子を持つお母さんあるある。
「感情なんかないと思ってた上司がくれた記念品」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888986463
「摩天楼の翳」番外編。
レッシュ視点でのリカルドとのやりとり。
「生真面目生徒会長はアニメソングがお好き」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889020511
短編集「混線」を改稿。
電車内で混線して聴こえてきたアニソンを聞いていたのは。
「どこまで口を出されたらウザいと感じますか?」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889038781
執筆支援AIバーグさんは的確な指示を出すけど毒舌だった。
それでは月別と連載中長編の推し作品の紹介。
こうしてみると、結構ジャンルや要素が偏ってるが、そりゃわたし一人の推しだもんね、ということで。
お気に入りジャンルはファンタジー系。要素はほのぼの、じれじれ恋愛、スピーディ展開とアクション、といったところかな。
2018年 9月
「吾輩はルンタくんである」 桐央琴巳さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886850110
お掃除ロボット、ルンタくんの独白の、ほのぼの作品。
ルンタくんかわいすぎやろ♪ 我が家にも来てほしいが床にいろんなトラップがあるからダメだ(笑)。
2018年10月
「戦国エクスカリバー~燃え盛る本能寺に現れた異世界の騎士~」 うみさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887165988
異世界の騎士ヨシ・タツは魔王を倒すため、次元を越え日ノ本へ旅立つ。辿り着いた先は燃え盛る本能寺だった。
ヨシ・タツ、うしろ~!
2018年11月
「百魔剣物語――聖女と死神と欲望の魔剣――」 せてぃさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882715624
いにしえの大国の王が作らせた百振りの魔剣、百魔剣の封印が解けようとしている。
百魔剣の封印を担うのは若き司祭長シホ、神官騎士クラウス、傭兵のリディア。
百魔剣の「力」を狙う敵との壮絶な戦いはやがて、百魔剣そのものとの戦いへと移り行く。
きっちりと作られた世界観、手に汗握るアクション、剣戟、個性が確立して生き生きとしたキャラ達。
骨太ファンタジーをお好みの方はぜひ!
2018年12月
「SPACE BATTLE SHIPPO」 かみたか さちさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887030925
幼稚園の運動会。保護者競技、そこは子供に格好をつけたい親達の熱きバトルの場。
高まる熱気、巧みな作戦、息詰まる攻防! ほのぼのだが熱いお父さん達の大奮闘!
さぁ、勝利を手にするのは?
2019年 1月
「雪の朝」 安佐ゆうさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887987033
「真冬のもののけ」というテーマで書かれている。
雪の日、顔を上げるとおかっぱ頭の小柄な少女が立っていた。
雪女? と思ったが話してみるといきいきと輝いて、あっという間に主人公の気持ちをさらっていった。
作者様の狙い通り、1話で「ん?」、2話で「おぉっ」となった。
2019年 2月
今月は一つに絞り切れなかった! だってカクヨムコン4が終わりを迎えて良作が次々に完結したんだもん! 他にも推したい作品はあったが、涙を呑んで絞り込んだ。
「野に咲き 虹に恋う」 かみたか さちさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887032015
テゥアータ・サーガ第三弾。もちろん単独でも楽しめる。
過去のトラウマから男性恐怖症の娼婦、彩羽。まともに接客もできず、同僚にはいじめられ、このままではもっと条件の悪い店に売られてしまう。
仕事で訪れた屋敷が火事になり、逃げ遅れた彩羽を助けたのは、排除対象のテゥアータ人の青年だった。
様々な事件を経て変わる彩羽の心と、思いを寄せる彼との距離。
けなげで弱い彩羽が懸命に生きるさま、恋の行方、彼の事情と苦しい胸の内。
胸をすく展開からの……。
読み終えた後の言葉は「あぁ……」だった。
切ない話好きな方におすすめ。
「ミサキ~四つの御魂と縁の言霊~」 結葉 天樹さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887360511
超平穏に暮らしていた高校生、海斗に突然女の子の霊がとり憑いた!
そこから途端にかわる日常生活。次々と狙われる幼馴染達、彼女たちの心の闇と、恋模様。
裏で糸を引く少年は何者か。「ミサキ」とは。
戦いの中で謎を解き明かし、海斗は勝利を収めることができるのか。彼が選び取るのは誰?
スピーディな展開ながらストーリーやキャラクター達の心情は丁寧に描いていて読みやすい。
2019年 3月
今月も一つに絞り切れなかった。だってカクヨム3周年記念選手権でたくさん読んだんだもん!
「元勇者と元魔導師で魔物退治をすることになったけど歯が抜けてて正確な詠唱ができませんがな」 かみたか さちさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888812372
カクヨム3周年記念選手権参加作品。
真夜中、迫りくる魔物。迎え撃つのは元勇者と魔術師。ただし老齢。
老夫婦の、軽い口喧嘩をしながらのラブっぷりがいい。
しかも最後の技がっ(笑)。
「テストに持ち込んだのは○○」 巽 彼方さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888834517
カクヨム3周年記念選手権参加作品。
経済学のテストでは「好きなものを持ち込んでいい」と言われている。
ナイス! ものって言ったけど物品とは言ってないからね。
長編
「蒼き太陽の詩」 SHASHAさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880272951
大長編ファンタジー。ファンタジーといっても不思議な力はほぼない。どちらかというと人間ドラマを大いに楽しむ作品だ。
王宮ものにして魅力ある数多のキャラクターたちが活躍、暗躍する。
その章ごとにクローズアップされるキャラがかわっていて、彼ら一人一人に確固たる信念、逆に迷いがあり、共感しやすい。
誰に肩入れしていいのか迷うくらいだが、わたしは主人公、ソウェイル王子と彼の育ての母、ユングヴィの大ファンである。
「勇者による召喚勇者救出大作戦」 ちかえさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886709259
異世界召喚もの。日本からいきなり勇者として召喚された少女、レイカは魔王退治を命令されるが、いざ魔王国に赴いてみると聞いていたのとどうやら様子が違う。
見どころはなんといってもレイカと、魔族オイヴァの距離感。それにより変わるレイカの周りの事情。
「white minds」 藍間真珠さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884009453
大長編ファンタジー。神技隊と呼ばれる異能者達が、違法異能者を取り締まるために「無世界」と呼ばれる異世界でひっそり生活しながら任務をこなしている話、のはずだった!
突然現れた強力な技使い達。しかも彼らは神技隊の中の「シークレット」隊に瓜二つ。
彼らは何者? 裏で動く事情は? 神と魔族の思惑とは?
迫力あるバトルシーンと少しずつ明かされる謎の数々に引き込まれる。
「anithing+ /双子は推理する」 淡島かりすさん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882269234
大長編ファンタジー。魔法が存在する世界で、主人公の双子兄妹、リコリーとアリトラが事件を推理し、解決に導く。
ミステリー好きな作者様が繰り出す事件の数々と推理のすばらしさは言うことなし。
くわえて、とにかく双子ちゃんがいい。彼らの日常シーンはほのぼのし、すごくおいしそうに食べ物(主にスイーツ)を食べるのでこちらまで食べたくなる。強烈な飯テロだ。
もちろん、二人の周りにいるキャラクター達も個性的で、あれこれとややこしい事情でつながっている。
魔法を使ったトリックの推理とはどのようなものか、興味がわいたらぜひ。
「魔王の娘に花束を~双輪の剣に託した未来~」 結葉 天樹 さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881456726
魔族と人間の対立は、人間が魔族の城に攻め込むことで解決を見た。魔王は討伐され、魔族は散り散りとなった。
しかしその裏では、討伐隊が王城の最奥に到達したときには魔王はすでに亡く、残されていたのは幼い娘のマリーと護衛の魔族のみだった。
名門フロスファミリア家の次女でありながら家を出ていたトウカはマリーを保護し、娘として育てる決意をする。
姉、オウカとの軋轢と向き合い、戦い、和解して、マリーは平穏に育てられるはずだった。
だが、彼女達には次々に難題が襲い掛かってくる。
とにかくマリーがかわいい。トウカの頑張りも応援したくなる。ちょっとツンデレなオウカもまたいい。
剣術と魔術を融合させた技が飛び交う剣戟がスピーディで引き込まれる。
「魔獣密猟取締官になったんだけど、保護した魔獣に喰われそうです。」 飛野 猶 さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886001912
密猟を捜査、摘発するタケトは海外任務を言い渡され、飛行機で現地に向かっていた。
そしてなぜか異世界転送。魔獣密猟取締官として働くこととなった。
もふもふ、ほのぼのを中心に魔獣たちと触れ合い、保護するタケト達の活躍。
もう詳しい紹介はいらないよねと思わず言いたくなる書籍化作品。現在2巻まで発売中。
タケト達の魔獣に対する思いがひしひしと伝わってくる。
また、タケトとシャンテの進展のなさっぷり(笑)も見どころのひとつ。
「夢追い人は夢も恋も捨てられない」 秋保千代子さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881229349
湧き続ける魔物と戦い続ける国を舞台にした和風ファンタジー。
ジャンルは恋愛に属していて、主人公にして「かんなぎ」の倖奈と、年上軍人、史琉の二人の恋愛を中心に何組かのカップルにスポットが当たっている。
魔物の謎も少しずつ明かされていって、ファンタジーとしての読み応えも満点だ。
「風が吹く前に」 千石綾子さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884214552
超軽い軍人、リシュアが、超固い司祭、フィルアニカに思いを寄せる。
フィルアニカは先代皇帝の子にして異能の持ち主。
リシュアはそれらを知りつつ受け入れていくが……。
進展しては問題が発生する二人の周り。一体どうなっていくのか。
次回は2019年度上半期推し作品です。
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