第2話

異世界から転生したという王女エミー・グレンジャー

「えーっと、王女?誰が?」

「私」

「えっ、ということはエミー王女って事?」

「その呼び方は好きじゃないわ!」

エミーは少し怒ったように言った。

「ご、ごめん、エ、エミー歳はいくつくらいなのかな?」

「歳?、17歳よ、あなたは?」

「えーーーー、同い年」

たしかに綺麗な金色の髪で、目は赤色で目鼻立ちは整っていて若い方だとは思ったけどさすがに同い年だとは思わなかった…

「何よ、そんなにおばさんに見えた?」

エミーは怒ったかのように少し顔を赤めて尋ねた。

「い、いやそんな事はないけどあまりにも綺麗で、同級生にもここまで可愛い人はいないし、なんかごめん」

俺は素直に謝った。

「そ、そう綺麗ね、それにあなた同い年だったのね」

なんか最初の方は顔を赤らめて口ごもっていたけど…

「リスキー王国に帰る方法はあるの?」

と尋ねたら

「わからない」

と少し泣きそうになりながから答えた。エミー

それもそうだ17歳という若さで全く知らない世界に来てしまったのだから。

「エミー、僕の家に来る?」

「いいの?でも才登一人でそんな事決めてもいいの家族は?」

「あー、それに関しては大丈夫、父は違う国でトレジャーハントを、母も違う国でデザイナーとして働いているから、まぁ妹は大丈夫だろ、それにうちの家族はみんな能天気だから」

とほっぺをかきながら言うと。

「ありがとおぉーー」

と言って泣きながら抱きついて来た。



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異世界から転生した王女が現代社会に馴染めません @ggaku

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