シリアスチックな日常記(?)


 題名とタグに惹かれてやって参りました。
 内容としては、主人公の父親が離婚して婚約者の家族の家へと引越しする・・・・・・・・・という形ですが、王道で居て良いと思いました。
 また、引越しする→はい完了。では無く、その過程の中が綴られており、創り込みの深さが伺えました。

 しかし、創り込みの深さを話題に出すと細部の雑さが目だってくる作品であるとも思えました。細かな心情の変化をあまり書かず、結果を求めてくる作品で、設定はしっかりしている代わりに華やかさと細かさに欠けているように感じます。

 全体的にシリアスなムードで、ほのぼのとした空気を微妙に感じづらいです。実の親との会話も何処か壁を感じますし、主人公の語り口調が何か意図的に暗い話題になっているように感じます。


 題名とタグ、そしてあらすじの内容に本文が追い付いていない所為か、何だか期待に応えられた感じはしません。イチャイチャと書いてあるのに、その要素があまり多く無く、未だに落ち着きが無いです。
 今後の更新次第で落ち着いた時に、どんな話になるのかに期待です。

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