概要
戦況を一変させた、5分間のキセキ
アゼリア神公国がウッドエルフの住む森へ、武力侵攻を開始した。
目的は邪教の浄化と銘打っているが、真の目的は国益ーー エルフが有する、高度な召喚魔法技術。そして新鮮な奴隷の確保にあった。
エルフは反撃の切り札として、勇者を召喚する。
ーーしかし開戦からどれだけたっても、勇者は姿を見せず、アゼリア軍は快勝。エルフは得意のゲリラ戦で応戦するが、事実上、敗走することになる。
アゼリア騎士団の団長、ウィルゲー。彼はエルフのゲリラ戦を警戒するため、見晴らしの良い、平原に陣を構えていた。
そして彼は部下からの報告を受ける。『エルフの本拠地を掌握。残存兵力は渓谷へ撤退した
』ーーと。