緻密に構成された世界観、登場する着物や色や建物のすべてに和風の要素がふんだんに練り込まれ、まるで綺麗な屏風絵を眺めているような文章に惹きつけられる。天羽月の伝説を底流に、どうやって課せられた運命を乗り越えていくのか、燈と疾風の奔走に目が離せなくなる。普通に書籍化して、この世界の続きを見てみたい。そう思わせる作者の筆力に脱帽。これぞ珠玉の和風ファンタジーです。
和の色にあふれた繊細な筆致と、丁寧に織りあげられた世界観が魅力の、和風異世界ファンタジー。主従ものが好きな方も必読です。詠姫と呼ばれる優しい少女と、彼女を守る付き人の少年。彼らが仕える場所で起き…続きを読む
最近の異世界転生物や、中世の西洋を舞台にしたものではなく、和風ファンタジーと呼べばいいでしょうか?そう思わせるほどに、文章から気品さ、登場人物から様々な思いが、とても多く詰め込まれていました。
おとぎ話を読んでいるような素敵な小説です。衣装や色彩の表現が素晴らしく、幻想的な世界に引き込まれるのにそれ程の時間はかかりませんでした。主人公の燈と、疾風の絆の強さに心動かされます。皆さん是非…続きを読む
古典を読んでいるような気分になる非常に優美な物語です。作者さんの作品への愛が文章からひしひしと伝わってきますし、何よりもレベルがとても高い。ここまでの文章を読むことはなかなかできません。これはプロ…続きを読む
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