地球に穴があいたよ

作者 奥森 蛍

楽しい旅をドンガガさんと一緒に

  • ★★★ Excellent!!!

タグに児童向けとあるように、確かにこれは子供がよんで面白いと感じるような話です。ですが大人が読んでもいいんです。だって大人も、昔は子供だったのだから。
この話の主人公ドンガガさんは、そんな子供の頃の冒険心を大人になった今でも持っている人です。

彼が市長を務めるリトルフォレスト市に、ある日突然街に大きな穴が空き、地球の裏側にあるサンペリオから使者がやってきました。
姉妹都市として有効を結びたいと言う彼らですが、そこで終わらないのがドンガガさん。自分もその穴を通ってサンペリオに行きたいと言い出します。


そうして始まったのが、地底世界の大冒険。そこではムシが結婚式を挙げていたㇼ、ブタがレストランを開いていたりと、夢のような光景が広がっていました。
地底で生きる彼らも、地上に生きる我々と同じように様々な事情を抱えています。ドンガガさんはそんな彼らの話を聞いたり、仲良くなったり、時にはちょっとだけ失敗もしながら、旅を通じて様々な出会いと別れを繰り返していきます。その一つ一つが、かけがえの無い宝物のようにキラキラしていました。


まるで子供の頃大好きだった絵本を開いたような、そんな懐かしくて心温まるお話です。

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