地球に穴があいたよ

作者 奥森 蛍

地底世界を旅する、市長の冒険譚。

  • ★★★ Excellent!!!

リトルフォレストと言う町のど真ん中に空いた大きな穴。そしてそこから出てきたのはなんと地底人。話を聞くと彼らは地球の反対側、サンペリオのセントカルネラ市から穴を掘ってやって来たと言う。そしてその目的は、リトルフォレストとセントカルネラ、二つの都市を姉妹。都市とすることでした。

いきなり地底人が現れた事から始まるこの物語ですが、彼等は危険な人達ではなく、極めて友好的。この姉妹都市の話を聞いたリトルフォレストの市長、ドンガガさんは思い立ちます。「よし、その穴を通って、地球の反対側まで行ってみよう」

姉妹都市を結んだから挨拶に行く。それも勿論大きな目的ですけど、ドンガガさんの心を動かしたのは、地底人達の語る地下世界の様子。そこにはドワーフがいたり、ウサギやネズミといった動物達が生活してたりと、まさにファンタジーの世界。その様子を是非見てみたいと、ドンガガさんは数人の仲間と共に地下世界に旅立って行ったのです。

地下世界には様々な人達が住んでいます。テントウムシが結婚式を挙げていたり、ウサギがF1カーに乗ってレースを行っていたり。
まるで昔読んでいた絵本を思い出すようなドキドキワクワクな展開が目白押し。児童向けとありますが、大人が読んでも十分楽しめる市長さんの冒険譚です。

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