世の中にはまあ性懲りもないくらいにショートショートっちゅうもんがございまして、いうなればショートショート戦国時代といったていでございます。
みんなショートショート書く書く。
ほんでショートショート読む読む。
うまいだのひねりが効いてるだのそりゃもう大騒ぎです。
そんななか、さりげなーく道端に咲く儚げな花のようにいつのまにかカクヨムに掲載されておりました「シェアハウス殺人事件」。これには驚かされましたね。ええ。
そもそもなんで死んでんだか殺されたんだか。でもなんか連続殺人事件だし。
読み進めていくとわかる真実。
ミステリの5w1hの斜めをいく、思わず最後ホロっとしちゃう。
エモいを辞書でひくと、いずれ「シェアハウス殺人事件」と書かれているでしょう。
エモいって言葉をみんな使わなくなっても、「シェアハウス殺人事件」は残るでしょう。
21世紀の星新一って言われる人、たくさんいるっぽいけど、量産型にはない星新一感がここにはございます。