人間とは非常に愚かな生き物である。私たちは時折自己や、他人に対してそのような感情を抱き、げんなりしてしまう。だが、そんな愚かさを、美しいものと錯覚してしまうのが、愛だ。これは、人を愛する、愚かな人間の物語だ。
ミステリ研員 といいつつニワカ 綾辻行人、京極夏彦、道尾秀介、白井智之が好き。
今このレビューに目をつけた君、そう、そこの君だこの作品を読んだ方がいい、いや読め物語の概説も俺の感想もいらない、1話読んでみろ、絶対最後まで読むから読んで後悔は絶対にしないから、そこの君、…続きを読む
肌に張り付くほど粘っこい、乾燥して仕舞えばどうしても不快で剥がしてしまいたくなる、炭酸が抜けて冷蔵庫のことなど忘れてしまったラムネの瓶をそっと、深く蓋をするような作品だったと思う。甘い幻想がいつま…続きを読む
本作は、姉と弟、むせ返るような熱気と匂い、道端の干からびた死骸、そして二度と戻れない夏、そう言ったもので構成された小説である。作中で描かれる"おれ"と"ねえさん"が祖母の田舎で過ごした夏は、灼けつ…続きを読む
予想をひっくり返されました!もっと、貞子みたいにホラー要素が強い作品だと思い込んでいたのですが、読後は切なくて、美しい物語だなと感じました。ぜひ読んで、この感じを味わってほしいです。
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