概要
来たれ冒険者。王女を眠りから解き放て。目覚めの暁には望むままの褒美を。
<Record of Books>第一篇
大陸の西の都、ハルク―スト。
災禍の都として語られるハルク―ストの王家を、突如として襲った混乱。
<華神の首飾り>と称されるほどの美しき王女ファル・ラ・カレルナが二度と目覚めぬ眠りに囚われた。食事も摂らず、しかし衰弱することもなく、ただひたすらに眠る王女に、婚約者たる国王候補カスィー・リグ・ハルクーストは広く呼び掛けた。
『カレルナ姫が呪いの眠りに囚われた。眠りから目覚める方法を見つけた者に、望むままの褒美を与える』
姫の眠りと同時に出現した広大な地下迷宮に、各地から腕の立つ者たちが集まるのにさして時間はかからなかった。
姫の眠りは、本当に地下迷宮に隠されているのか。なぜ姫は眠りに囚われてしまったのか。
これが、大きな戦乱の嚆矢とな
大陸の西の都、ハルク―スト。
災禍の都として語られるハルク―ストの王家を、突如として襲った混乱。
<華神の首飾り>と称されるほどの美しき王女ファル・ラ・カレルナが二度と目覚めぬ眠りに囚われた。食事も摂らず、しかし衰弱することもなく、ただひたすらに眠る王女に、婚約者たる国王候補カスィー・リグ・ハルクーストは広く呼び掛けた。
『カレルナ姫が呪いの眠りに囚われた。眠りから目覚める方法を見つけた者に、望むままの褒美を与える』
姫の眠りと同時に出現した広大な地下迷宮に、各地から腕の立つ者たちが集まるのにさして時間はかからなかった。
姫の眠りは、本当に地下迷宮に隠されているのか。なぜ姫は眠りに囚われてしまったのか。
これが、大きな戦乱の嚆矢とな
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