現役工業高校生(機械系学科)が工業高校を語ってみた

作者 キルヒホッフの第二法則

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★★★ Excellent!!!

エッセイって、ときどき無性に読みたくなる。
現役高校生が綴る言葉にも、たまに触れたい。
そういうタイミングで本作を読ませて頂いた。

私はガチ進学校からの大学文学部だったから、
工業高校の日常は新鮮で、知らない事だらけ。
手に職をつけられるのは強いよなあ、と思う。

何より、私はミニ四駆とかいじるのが好きで、
機械作りを基礎から学べる環境にあこがれる。
(今、中学理科から電気関連の勉強し直し中)

学校生活、楽しみながら、頑張ってください!

★★★ Excellent!!!

 ボクも工業高校卒業したので非常に興味深く拝見させていただきました。

 ボクの場合、学科が情報技術科だったため機械工作など危険な作業が伴う実習はなかったのですが、KYの重要性は就職してから毎日のように耳にするようになりました(現場には出ていないのでやはり実際に危険が伴うわけではないのですが)。しかしどれほど重要性を説かれても毎年のようにどこかで重篤事故や死亡災害が起きているのが現状ではあります。悲しいですね。

 資格についてはボクも自主的に結構取りました。
 言わずもがな危険物は乙1~6までコンプしましたし、あとは第一級陸上特殊無線技士、大学に進んでからは基本情報技術者も取得しました。
 ただ、闇雲に受験したことはあまり意味が無かったように思います。せいぜい履歴書の資格欄が賑やかになる程度で、ボクはまったく仕事で使っていません。やはり、将来どういう道に進みたいのかを踏まえた上で効率的に勉強されるのがよろしいかと。
 ちなみに一番利用価値の高かった資格は、大学の『工学部卒業』資格でした。
 進学できるだけの成績と家庭の経済状況が許すなら、ぜひ進学されるのが良いでしょう。ただし、一般教科が普通科と比べて勉強不足になりがちなので、しっかりと数学や英語の勉強をしておかないと苦労します(ボクは留年こそ免れたけれどかなりギリギリでした)。しかし、卒業してしまえば学校の成績表なんて見られないので関係ありません。要はきっちり仕事すればいいだけの話です。まあそれが一番難しいのですが……。

 工業高校というと普通科よりも一段低く見られがちですが、工業立国である日本にとって、工業高校の位置づけは非常に重要ですし、そこできちんと学んで卒業した学生は貴重な人材です。

 キルヒホッフの第二法則様がこれからどのような進路を歩んでいくのか存じませんが、陰ながら応援しています。

★★★ Excellent!!!

現役の工業高校生が書いたエッセイです。

「現役高校生?」「工業高校?」。

そう思ったあなた。
侮るなかれ! この筆力、ただ者ではありませんよ!
テンポ良く、よどみなく『工業高校』について綴られているのですが……。

根底に流れるのは、「ものづくりに対する誇り」と「経験値」。
その熱い思いが、ぐいぐいと次話へと引っ張っていきます。

大人にも読んで欲しいのですが。
ぜひぜひ。
中学生!
進路を考えている中学生! 君たちにお勧めですよ!

★★★ Excellent!!!

え、もう職人じゃん!
……と言いたくなる話の数々。工業高校侮ることなかれ。

とはいえ、音楽系のコースを併設する高校に通ってる身としては、お金や設備の話なんかは「あー、まぁそんくらいかかるよね?」っていう感じで共感する部分もありました。僕の学校は校内にホールあるもんね(笑)

とりあえず、この人達は高校生じゃないよ、職人の卵だ。

★★★ Excellent!!!

まずですね、この作者さん、文章が上手です。読みやすい、わかりやすい、そして面白い。
やはりテーマがテーマなだけに、聞いたこともないような道具やら用語やらが出て来ますけど、ちゃんとわかりやすく書いてくれてます。だから、安心して読み進められます。

正直に申し上げますと、学生時代、『工業高校』といえば、「普通科に入れなかったやつが入る」「そこしか入れないから入る」という悪いイメージを持っておりました。まぁ、地元の話ですけど。どうですか、いまでもそういうイメージを持たれている方、おりませんか?私だけかな?
でも、実際の工業生と関わったり、工業が舞台の話を読んだりするとですね、全然違うわけです。
彼らはプロです。
確かに進学校の学生と比較すれば、学力面で劣る部分があるかもしれない。けれども、それが何だ、と。
彼らには、社会に出て即戦力となれるような技術があり、知識がある。

世界を回しているのはネクタイを絞めたデスクワーカーかもしれないけれど、
世界を作っているのは、彼ら、技術のプロなのだ!

★★★ Excellent!!!

私の中学時代の同窓生なんかも近所の工業高校へ進学したこともあり、その存在を認識しているにはいました。
なんとなぁく、中学の頃、技術でやったようなことを、もうちょい専門的にやってるんだろーな。
まぁ、実習の方は確かにそんな解釈ともかけ離れてはいませんでした。

個人的ににびっくりしたのは、普通教科は関係ある教科を中心に学ぶ、ということ。
考えてみれば当たり前です。

作中でも書かれていますが、ほんの気の緩みが大きな事故を引き起こしかねない。では、説明だとか心構えだとかに時間を取られるでしょう。
いえ、そもそも実習に時間がかかりますね。

だから普通教科は大事なことを中心に。
普通科に通う私は知らない一面です。

工業高校の受験を考えている中学生はもちろん、私のように普通科に通う学生も読んでみてはいかがでしょうか?