ブラックでコメディで哲学

  • ★★★ Excellent!!!

タイトルからして純文学かな、と予想しつつ読み始めたが、やられた。
何に? クラゲに。
クラゲのような主人公に。

主人公によるクラゲへの復讐劇であった。
何も水槽を漂うクラゲにそんな敵意を抱くことはないのでは……?
と侮っていると、やられる。
確かにところどころ伏線が張られていたことを、読後思い出す。

主人公の立場、クラゲの立場、先生の立場。
結局みんなクラゲのようなものでした。
シュールかつ秀逸な短編、ありがとうございました。

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