5人の視点から描かれる鮮烈な光景。鍵を握るのは誰だ……!?

いつも同じ時間の電車を利用している乗客たち。それぞれの視点からある出来事が描かれます。ページをめくるたびに真相に近づいていく緊張感、最初はぼんやりとしていた映像がどんどんと鮮やかになっていくスピード感は短編小説の魅力ですね。

約6,400文字の中で、複数の人間関係が描かれ、また最初に投げかけられた謎が最終話でしっかりと回収されるのは見事の一言。練られた構成を味わってみてください!

(カクヨムWeb小説短編賞2020“短編小説マイスター”特集/文=カクヨム運営)

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