月夜に……この物語を思い出す

ヒロイン雫は悲しい記憶を呼び覚ます月夜が嫌いでした。
そんな月夜に新しい出会いが訪れます。
いきなりキスしてくるような「オレ様」保に雫は振り回されます。

恋にはしたごころ(下に心)があって愛にはまごころ(真ん中に心)があると言います。
この物語がまさにそうです。
最初はしたごころの恋物語です。
自分の想いを相手にぶつけて、
行違って、すれ違って、想いをかわして、また行違って……
ふたりの恋ごころがめまぐるしく展開します。

そのふたりの恋がストーリーを追っていくうちに愛へと変わっていきます。
互いを想い、愛して、守ろうとします。

切なくて
胸が張り裂けそうになるストーリー展開です。
次へ次へとスクロールする手が止まらないと思います。


読み終えたなら
きっと月夜にはこの物語とこのふたりを思い出す。

胸キュンして
胸がしめつけられる
「これぞ恋愛小説!」の王道ストーリーをぜひ。

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