江戸時代の剣客少女と未来のサイバーセキュリティが交わる物語


 志半ばで倒れた剣客少女、コウ。
 気が付くと、そこは彼女が知る江戸の町ではなく、数百年後の未来、サイバーと和が入り混じる電脳世界「BIG EDO」だった。
 コウはサイバーセキュリティ部隊の「鬼奉行」オニヘイと仕合い、その後は「奉行所」に入り、そして・・・・・・
 
 読み進めていくうちにどんどん引き込まれていき、何度も読み返していました。
 
 これ、時代劇を知っていると「ああ~(笑)」となる名前が出ています。
 大義賊ゴエモンとか、トクガワとか、タマモとか。
 いや、たとえ専門知識が無かったとても面白いかと。

 舞台は近未来だけならともかく、VRMMO世界。
 そこに江戸時代の剣客が現れる。
 起こっているのはサイバー事件なのに、時代劇のように読めます。
 辻斬りとか、義賊とかが出てきたりして。

 あと、コウはオニヘイ達から「正体不明のNPC」と思われているが・・・・・・

 物語全体もそうなんですが、戦闘シーン、剣戟が読み応えありです。
 
 本当読んで損はないですよ。
 TVドラマか映画になってもおかしくないでしょこれ、と思いました。

 物語も最新話辺りまで行くと「おおお!?」となるかも。
  
 そして最後は・・・・・・泣いた。

 絶対読んで損はしません。
 是非是非読んでください。


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