江戸時代の剣客少女と未来のサイバーセキュリティが交わる物語
- ★★★ Excellent!!!
志半ばで倒れた剣客少女、コウ。
気が付くと、そこは彼女が知る江戸の町ではなく、数百年後の未来、サイバーと和が入り混じる電脳世界「BIG EDO」だった。
コウはサイバーセキュリティ部隊の「鬼奉行」オニヘイと仕合い、その後は「奉行所」に入り、そして・・・・・・
読み進めていくうちにどんどん引き込まれていき、何度も読み返していました。
これ、時代劇を知っていると「ああ~(笑)」となる名前が出ています。
大義賊ゴエモンとか、トクガワとか、タマモとか。
いや、たとえ専門知識が無かったとても面白いかと。
舞台は近未来だけならともかく、VRMMO世界。
そこに江戸時代の剣客が現れる。
起こっているのはサイバー事件なのに、時代劇のように読めます。
辻斬りとか、義賊とかが出てきたりして。
あと、コウはオニヘイ達から「正体不明のNPC」と思われているが・・・・・・
物語全体もそうなんですが、戦闘シーン、剣戟が読み応えありです。
本当読んで損はないですよ。
TVドラマか映画になってもおかしくないでしょこれ、と思いました。
物語も最新話辺りまで行くと「おおお!?」となるかも。
そして最後は・・・・・・泣いた。
絶対読んで損はしません。
是非是非読んでください。