第11話『空改行のあるweb小説形式を入稿用データにするまとめ』

★一太郎を使うパート


■WEBの書式(ルビ・傍点)を活かしたまま一太郎にテキスト貼り付け

ツールオプションから、さらにオプション。ファイル操作項目の、ファイル操作を選択し、「テキストファイル読込時にふりがなを自動的に設定する」をするに設定。その下の「読み込むふりがなの形式を設定」をWEBの形式にあわせて設定( 親文字ふりがな+ 《《傍点》》など)。

★『カクヨム記法の原稿 → 一太郎でのルビや傍点を反映した読み込み』は、いったんteraPADなどで、親文字にかかる『 | (全角)』を『 | (半角)』に一括変換し、そのテキストを読み込ませれば大丈夫。ただし『 | (全角)』が省略されるものは不可。「 《 》 」などで一個一個検索して『 | (半角)』を挿入する手間がある。


■一太郎のルビ・傍点を活かしたWEB用テキストの出力

一太郎で執筆した本文を保存する際、ツールオプションから、さらにオプション。ファイル操作項目の、ファイル操作を選択し、「保存処理」を選択し、「テキスト保存時にふりがなも保存する」をするに設定。その下の「保存するふりがなの形式を設定」をWEBの形式にあわせて設定( |親文字 《ふりがな》+ 《《傍点》》など)。


■WEB掲載用に追加した空改行を削除する

編集から(編集)補助、まとめて改行削除を選択。あとは自分の書き方にあわせて設定を見直し、OKを。多くはセリフのカギ括弧前後の空改行と思うので、プルダウンメニューで選ぶのは『段落単位の改行を残す』から『2行以上の空行は1行だけ残す』でOK。


■Word形式に保存する。




★Wordを使うパート


■一括縦中横設定

全角の「!!」「!?」を置き換えで、半角の「!!」「!?」に変換し、そこからまとめて縦中横にするときは、書式、文字割付、縦中横一括設定から、設定しOK。


■文字の大きさなどで勝手に行間が広がらないようにする

ページレイアウト>段落>インデントと行間隔>「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」のチェックを外す


■文字間が勝手に調整されないようにする

フォント>詳細設定>「カーニングを行う」のチェックを外す


■A5サイズ2段組みの設定(栄光出版のテンプレート便利:wordより)

文字数28(字送り8.6pt)、行数26(行送り13.3pt)。

上下マージン17mm、左右マージン15mm。

ヘッダーフッターは用紙幅から10mmをとる。

フォントサイズ本文8.5pt、見出し12pt(強調)。


■ルビなどで行間を広げないようにする(word)

文書を全選択し、書式、文書のレイアウト、行間を「固定値」にする。


■段落などが勝手に改ページされないようにする(Word)

文書全体を選択し、右クリックメニューより、段落を選択。改ページと改行のなかにある「改ページ位置の自動修正」に関する項目を外す。



★親文字とルビの距離


■ルビを施した文字列ひとつを直す場合

 ルビを施した文字列を選択し、SHIFT+F9キー。するとフィールドコードというものが表示されることに(word2010です)。

 {EQ で始まる文字列の半ば 【¥up 7】 などという記述。そこの【7】がルビ設定の『オフセット』設定が0の場合の数値。ここを小さくすると親文字に寄り、大きくすると離れる。

 直したらSHIFT+F9でフィールドコードを閉じる。


■一括で行う場合

 ALT+F9で総てのフィールドコードを表示させて、『置き換え』から【¥up 7】の数値を変えたもの【¥up 6】などにして『すべて置き換え』。

 直したらALT+F9でフィールドコードを閉じて終了。


★A5サイズ2段組みの設定の場合

オフセット値は0だと【¥up 7】なので、【¥up 6】がいいかんじ。

(ルビのフォントサイズは4)


 くらいがいい感じでした。

 数値などはお好みで。





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