常駐委託のカーミラさん
モト
常駐委託のカーミラさん
私がカーミラさんに出会ったのは人生最大にピンチなときだった。
私、小林冴姫は小さなゲーム会社で新作ゲームのメインプログラマを務めている。そして、これが会社での初仕事!
趣味で作っていた無人島生活ゲームが社長の目に留まり、チームを組んで、お金をかけて、宣伝して売り出そうと言われたのだ。
大きな話に私もすっかり舞い上がり、一も二もなく引き受けてしまった。それが大失敗。
一人で作るのとチームで作るのはまるで訳が違う。私がやれないところをチームの皆さんにお願いしなきゃいけない。この説明が大変で、自分がやらなきゃいけないモンスターAIを作っている時間がない。
朝から晩、夜、深夜、その次の朝まで働きどおしでもまるで終わらない、先が見えない。
でも社長にはこのままだと資金が尽きて会社が潰れる未来が見えているそうで、早く完成させてくれと毎日のように泣きつかれる。
このゲームの売りは無人島に生息する様々なモンスターの生態だ。モンスターごとに生態は異なり、関わり合い、大きな生態系を形作る。この仕組みがあまりにも複雑に込み入っていて、どうしても私以外に作業をばらせない。完璧に私の作り方を理解した人でないと整合性が取れないのだ。それはつまりこの世に私だけ。
あちこちからプログラマを社長が連れてきてくれたけれど、やっぱり誰もうまくやれなかった。私がもっとうまく説明できればいいのかもしれない。でも、そんな心の余裕も失っていた。
今日も深夜まで働いて、作業は遅々として進まず、眠気で思考はふわふわ。テスト動作させたモンスターのワイバーンはディスプレイの中でなぜかスライムに求愛行動をとり始めた。
「かわいい……」
女性の低い声が、私の耳のすぐ横で、囁くように聞こえた。驚いた私が振り向くと、私の椅子の後ろには気配もなく女性が立っている。抜けるように白い肌で彫りの深い整った顔立ちの女性が、ディスプレイをのぞき込んできた。ディスプレイの中では、スライムたちがワイバーンから逃げまどっている。女性は黒と白のレースに飾られたゴスロリ風の服装をまとい、雑然とした開発室に全く似合わない姿をしている。少女のようにも、落ち着いた大人のようにも見える。彼女はゆっくりと首をかしげて言った。
「アタシも…… 作ってみたい…… デス」
女性から少し離れた場所に社長が立っていて、女性を私に紹介した。
「カーミラさんだ。ついに連絡がついたんだよ。難しい作業を引き継いでくれる天才なんだ。落ちそうな漫画とか、脚本とか、あの超人気漫画を完結させたのも実はカーミラさんで」
疲れ切って精神的に余裕がなかったもので、私はかなり切れそうになった。いや、切れた。
「私を外すっていうんですか! それに漫画や脚本ですか。私がやってるのはプログラムです、社長!」
私の剣幕に、社長は後ずさる。逆に、カーミラさんは私に顔をゆっくりと近づけてきた。目と目が合ってしまう。深い深い湖の底みたいな瞳だ。私は引き込まれそうになって思わずつばを飲み込む。
「小林…… 冴姫さんデスね。いい匂い」
私は顔を赤くしてしまう。前にシャワーを浴びたのはいつだったろうか。
社長はほっとした様子で、
「気に入ってもらえたようでよかった。後は頼みます」
そそくさと開発室を出て行ってしまった。
深夜の開発室に残ったのは、私とこのカーミラさんだけ。
どぎまぎする私の手をカーミラさんが取って、立ち上がらせられた。カーミラさんの手は冷たいのに、カーミラさんから妖艶に微笑まれて私の手は熱くなってしまう。カーミラさんがゆっくりとした口調で、私の顔のすぐ前で告げる。顔が近すぎる。
「冴姫さん、あまり寝てませんデスね。アタシが夜を引継ぎます。よく寝て、昼に働いてください」
カーミラさんが私の背中に両手を回す。
「な、なにを」
色素がないかのように白い肌のカーミラさんが、そこだけ別の生物みたいな紅の唇を開いた。白い、尖った犬歯がのぞく。唇が私の首に迫る。
「止めて」
反射的にカーミラさんを押しのけようとする。見かけによらず強い力で抱きしめられる。
首にカーミラさんの唇が押し当てられる。柔らかく濡れている。くすぐったい。犬歯の先が当たる。痛みを予感した。突き立てられた歯から、今までに味わったことのない、溶けてしまいそうな感覚が侵入してくる。己がそこから漏れていくようにも感じる。唇は冷たく、そして熱い。喘ぎ声を漏らしてしまう。立っていられない。私はカーミラさんを抱きしめて身体を支えようとするが、両腕に力が入らない。代わりにカーミラさんの両腕が力強く私を支え、上半身を机に横たえる。私の首筋から私がカーミラさんに流れ込み、カーミラさんの唇からカーミラさんが私に流れ込み、混ざり合う。全身が痺れ、意識は眩暈のように振り回され、遠ざかっていった。
夢を見た。暗く深い湖の底に私は沈んでいく。ゆっくりと、静かに。息はできないが苦しくもない。私は生きているのだろうか、それとも死んだのか。ただ穏やかだ。
カーテンから漏れる光が私の目を刺して、意識を覚醒させた。ベッドにひとり横たわっている。会社の仮眠室だ。掛け時計は九時を指している。そろそろ皆が出社してくる時間だ。ベッドから降りる。久しぶりによく寝て、気分はすっきりしていた。
自分はいつの間に寝たのかと考えて、昨夜のことを思い出し、恥ずかしさに体が熱くなった。いや、あんなことありえない、夢だったに違いない。
シャワーを浴びて、通販で買っておいた服に着替え、冷蔵庫に備蓄されているオレンジジュースとサンドイッチを取り出して、自分の机に向かう。ディスプレイには、ワイバーンの親子が映っていた。仲睦まじく、親ワイバーンが子ワイバーンに給餌している。私がやりたくて、でもまだ手付かずだった親子のAIが動いている。
PCでソースコードを確認した。AIのプログラムが丁寧なコメント付きで書かれていた。アスキーアートでゆるく描かれたカーミラさんが、手を振り、こう言っていた。また今晩ね、と。
今日の作業はとても順調に進んだ。カーミラさんのコーディングはまるで私自身が書いたとしか思えず、続きを書くのになんの苦労もなかった。こんなにそっくり真似されるなんてと悔しさを覚えるほどだ。これだったら私はいらないんじゃないだろうか。
モンスターの中でも厄介なスライムのAIを作り始める。スライムは必要に応じて個体同士がひとつに融合し、また必要に応じて分裂しては別々の個性を持つ。この必要に応じて、というところが難しくて、無駄に分裂しては弱体化して滅んだり、くっつきすぎたあげくに餌を食い尽くして滅んだりとうまくいかない。でも、スライムはこのモンスター生態系を下層で支える重要な役回りだし、このゲームの面白さを支えるはずなのだ。なんとしても削除せずに作り上げないと。
いつの間にか窓の外は暗くなり、他の人たちは帰っていき、開発室にいるのは自分ひとりになった。いつものこと、と思いかけて、そうではなかった。机に向かって作業していた私はふと振り向いた。何の気配もしなかったのに、そこにはカーミラさんが手を前にそろえて礼儀正しそうなゴスロリ姿で立っていた。私の心臓が音を立てて跳ねる。カーミラさんはゆっくりと首をかしげてほほ笑み、言った。
「スライムに生命を与えているのデスね。冴姫さんのプログラムはなんて素敵」
カーミラさんは昨日のように顔を近づけてきた。私はあわてた。そうあっさりと私の仕事を奪われちゃたまらない。
「ちょっと、待って。どうやって私のプログラムを真似したの。前から見て、調べていたんでしょう。ハッキングしたの?」
声に怒りがこもってしまう。カーミラさんは顔を反対側に傾げて、少し困り顔になった。
「アタシがプログラムしたのは昨日が初めてデス。こんなに楽しいことだったのデスね」
「嘘!」
「社長は、お話、されてなかったのデスね。昨日、冴姫さんの輝きをいただいて、思いをアタシの中に移しました。だからプログラムしたのはアタシの中の冴姫さんなのデス」
何を言っているのだろう。輝き? 移した? まさか人間技じゃあない。
「奪ったのね! 輝きって心のことなんでしょう!」
カーミラさんはさらに頭を傾げた。腰まで伸びた白い長髪が揺れる。
「太陽の輝きを浴びても、太陽はなくならない、そうデスよね?」
私の怒りは収まらなかった。本当は怖かったのかもしれない。
「帰って」
「アタシ、喜んでほしくて……」
カーミラさんは心の底から悲しそうだった。怒りと恥ずかしさに襲われた私はそんな顔を見たくなくて、カーミラさんに背を向け、PCのディスプレイをにらみつけた。
AIプログラムの続きを書こうとするが、頭の中には感情があふれてしまっている。そうだ、スライムを作らなきゃ。まだスライムはくっつきすぎたり、離れすぎたり、うまいパラメータを見つけないと。でも、いくら変えてもうまくいかなかったのだ。ああ、どうすれば。
「アタシ、考えていました」
カーミラさんがぐっと身を乗り出してきた。その顔は必死そうだった。私は目をそらそうとした。
「スライムに恋をさせます!」
私はカーミラさんを見やった。
「スライムには、たくさんの好みがあるのです。お互いに好みが合うときだけくっつきます」
「でも、それだと永遠にくっつかないエリアが確率的に生じてしまう」
カーミラさんの声に力が入る。
「そこデス! 好みが違っても、繰り返し近づいていけば好みが合うこともあるのです!」
私は心の中で手を打った。考えてみれば単純なことかもしれないけど、スライムを原始的な単細胞生物とばかり見すぎていた。恋する心を持たせれば、適度に制御できそうだ。
「その仕組みを他のモンスターにも組み込めば」
「異なるモンスター種族の間にも使えると思うのデス」
私とカーミラさんの話は大いに盛り上がった。互いに思いも付かなかったアイディアを出し合い、今まで困っていた難問を突破できる糸口が見つかっていった。
「ああ…… ごめんなさいデス。もう日の出が近いデス。夜は冴姫さんが眠れるように交替するのがアタシの頼まれたことなのに」
カーミラさんが申し訳なさそうな顔をした。時計を見ると、そろそろ始発電車が動き出しそうな時間だ。そんなに長く話し合っていたのか。
カーミラさんはいつもより少し早いペースで立ち上がり、
「楽しかったデス、冴姫さん…… アタシ、続きを冴姫さんと……」
私は慌てて謝り、言った。
「今晩も待ってます、カーミラさん」
それからは、カーミラさんが夜に現れるとそれまでに貯めておいたアイディアを伝え、私はベッドに入り、早朝には起き出してカーミラさんのアイディアを受け取った。
ときにはあのときのように夜通しで語り合うこともあった。そんな日もカーミラさんは日の出前になると帰っていった。
疑問に思って訪ねた私に、カーミラさんは太陽の輝きが眩しすぎるのデスと答えた。
思い切ってカーミラさんは何者なのか尋ねたこともあった。カーミラさんにもよく分かっていないようだったが、姉たちと長く夜の旅をしてきたそうだった。吸血鬼なのか、とも思っていたが、そうは言えなかった。だって、カーミラさんに鬼なのか、なんて失礼なことを聞けるわけがない。
締め切りまでの時間はあっという間に過ぎていく。
作業はいよいよ大詰め、最も複雑なヒューマンAIを作る段階に入った。ヒューマンは種族を超えて交友する。もともとの構想にはなかったヒューマンだが、カーミラさんと話し合ううちにどうしても作りたくなったのだ。
ヒューマンが交友するイベントとして、私は祭りや遊びを用意した。ヒューマンは暑くなると海岸に集まって、服を脱いで泳ぐ。そこには仲の良い他のモンスターも連れてくる。このイベントを過ごした同士は本当の友だちフラグが立ち、決して心変わりしなくなる。
仕事がきつすぎてすっかり忘れていたのだが、ゲームを完成させたら海に行って熱い日差しの下でお肌を焼いて楽しく泳ぐというのが、私の夢だったのだ。そんな気持ちを込めたイベントだ。
カーミラさんは不思議そうだった。
「なぜ泳ぐのデス。漁をしますか?」
「友だち同士で泳ぐとね、楽しくて、仲良くなるのよ。本当の友だちになるの」
カーミラさんはしばらく無言で考え込んだ。頭を左右にゆっくりと振る。こういうときのカーミラさんは途方に暮れた幼い少女のようにも見える。
「海は、湖とは違うのデスね。怖くないのデスね、アタシ、行ってみたいデス」
「カーミラさん、太陽が苦手なんじゃ」
「アタシ…… 泳いだことがないデス。もし、今度は沈まなかったら…… 変わらなかったら。そしたら、冴姫さんは本当の友だちになってくれる……」
「馬鹿ね、友だちでしょ。分かった、しっかり日焼け止めして行きましょう、約束よ」
私はカーミラさんを励まそうと力強く言った。
「そうデスね、冴姫さん」
カーミラさんがほほ笑んだ。
「きっとよ」
私は念押しした。それがどんなことになるのか考えもしなかった私は本当に愚かだったのだ。
次の日、カーミラさんの長髪がちょっと短くなっていた。先の方が焦げたようにチリチリしている。カーミラさんは海に行く練習をしたのだと言い、よく分からなかった私はただ気を付けてねと言った。
その次の日、カーミラさんの影が少し薄く感じた。気のせいだろうと見過ごした。
そうしている間に、ゲームは完成へと近づいていった。
カーミラさんは本当の友だちという言葉にこだわっていた。私はとうにそのつもりだけれど、出会ったときに輝きとやらを吸われたことは気にしていた。そのせいで仲良く感じているのだろうか。
仕事ではいつもああいうことをしているのかと尋ねたら、カーミラさんはかつてなく怒り、私はなだめるのに苦労した。
カーミラさんにも好き嫌いがあって、あんなに深く輝きをいただいたのは私だけなのだそうだった。
「輝きをいただいたら、アタシからも差し出すのデス。アタシの中に冴姫さんの輝きがあるように、冴姫さんの中にもアタシがいるのデス」
「ごめん、ごめんなさい」
「やっぱり、本当の友だちになりたいデス。そしたら分かってもらえるはずデス」
そのときには、カーミラさんの言っている意味はまだよく分からなかったが、機嫌は直ったようなのでその場は良しとしてしまったのだった。
夢を見た。
暗い湖に沈んでいく夢。着たことがないドレス、白い手足、これは自分じゃない、カーミラさんだ。沈んでいくのは自分だけじゃなかった。姉たちも共にゆらりゆらりと沈んでいく。
湖底に近づく。そこには古い神を祭る神殿が沈んでいる。その祭壇へ自分と姉たちは落ちていく。神が自分たちを受け止めようとしているがごとく。
祭壇の座には古き神がまします。いにしえの血をつかさどる神。神は落ちてきた贄たちを抱き留め、そして。
ついにゲームは完成した。締め切りは守り、最初考えていたよりはるかに素晴らしい出来だ。少なくとも私はそう自負している。
マスターデータを納品して、後は工場で量産してもらうだけだ。売れるかどうかは神のみぞ知る。ヒットして、カーミラさんと一緒に喜びたい。
カーミラさんとの約束の日だった。
まだ日の出前、いつものように会社に集まり、そこから私の借りてきた車で出発した。
もう夏になっていた。私は手足を露出した薄着姿、カーミラさんはいつものドレスに全身包まれ、大きな縁のついた帽子からはレースが下がっている。
楽しく話しながら、海岸にたどり着いた。車を止め、まずは海岸に降りる。
まだ暗い。周囲に他の人は誰もいない。そろそろ日の出だ。
カーミラさんは私を見つめ、微笑んで言った。
「泳ぎましょう」
カーミラさんは帽子を捨てた。上着を脱ぎ、ドレスを脱ぎ捨て、下着を投げた。
いつものカーミラさんとは思えない早業に、私は止める暇もなかった。
「冴姫さん、早く!」
私が躊躇している間に、カーミラさんは美しい裸身を躍らせて、海へと走っていった。その姿はあまりにも軽やかで、肉体の重みがなく、透き通るようで、そう、人ならざる美しさだった。
カーミラさんは海に入っていく。みるみる深みに進み、肩までが海に浸かる。
私もようやく追って、服を着たまま海に入る。服が重くて動きにくい。
「待って、カーミラさん」
明るくなってきた。日の出だ。日射しが海を染めていく。
カーミラさんが泳ぎ始める。抜き手でクロール。そのフォームは美しい。
「冴姫さん、アタシ、沈まないデス! 人に戻れます!」
カーミラさんが立ち泳ぎで叫び、こちらへと泳ぎ始める。太陽が海とカーミラさんを輝かせる。光でカーミラさんが透き通る。私は息が止まりそうだった。カーミラさんが髪の先から消えていく。
泳いでいるはずのカーミラさんから、水しぶきが飛ばない。カーミラさんは本当に楽しそうな表情を浮かべていた。その向こうが透けて見える。どんどん薄くなっていく。
カーミラさんが私の胸に飛び込んでくる。
「アタシたち、これで本当の友だち」
受け止める重みはなかった。カーミラさんは声だけを残して消えていた。跡形もなかった。
「カーミラ!」
私は半狂乱になって海でカーミラさんを探し回っていたと、後から聞いた。
カーミラさんの服すら残っていなかった。
皆の記憶からすらカーミラさんは消えていった。
職場でも、カーミラさんを連れてきた社長ですら、そんな人のことは知らないと言い出した。
同僚たちも、見たこともないと言う。
カーミラさんが残したのは、私の中の思い出と、共に作り上げたゲームだけ。
ゲームはヒットした。
カーミラさんが作り上げたアイディアをほめるプレイヤーがいると、私はそこにカーミラさんが確かにいたのだと感じた。
私は信じている、またいつの日にか彼女に会える日が来ると。
ある深夜の海岸で、私はいつものようにカーミラさんを探していて、カーミラさんによく似た、でも確かに異なる影に出会った。
「愚かな我が妹よ、人を捨てきれぬばかりに、かような姿となり果てて」
影は私の胸を指刺す。
「再び沈むほかあるまい」
影はそう告げ、消えた。
それからというもの、私はあの湖を探している。
そうだ、彼女と私は深く結ばれている。私の中に彼女はいる。
湖の底、祭壇へと彼女と共に沈もう。
必ずどこかにあの湖はある。旅はまだ始まったばかりだ。
終わり
常駐委託のカーミラさん モト @motoshimoda
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