茨城には本物のヒーローがいる。

「あきらめるな。あきらめなくていい」
挫けそうになる心を熱く励ましてくれるストーリーです。

茨城県の御当地ヒーロー、時空戦士イバライガーの華麗なショーに魅せられて、スタッフとして働きはじめた龍生は、次第にイバライガーその人に惹かれてゆきます。

「きれい事を愚直に実行させる。理想に向かって真っ直ぐに駆け抜ける」そんなイバライガーの生き方が多くの人を支え励まし変えてゆくのを見て、自分もイバライガーを助ける、もう一人のヒーローになりたいと思うのです。

爽やかな感涙必至の青春小説です。
コミカルな文章のあちこちに挟み込まれるヒーローの熱いセリフが泣かせます。

そして頼りない龍生叔父さんを保護者のように見守る、姪の中学生の莉子ちゃんの可愛さは特筆ものです。


(注)イバライガーの中に人はいません。
   だって、彼は魂を持ったヒーローなんだから。

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