第122話 久々フィッシュはアルファスで!

 今日はお休み最終日。


 昨日はクラウン納車&試し乗りで行けなかったんで、ゼッテー行くぜ!と、燃えるワケなのですよ。

 とりあえず、朝のうちは晴れていたのでクラウンにワックス。

 納車時ピカピカに磨いてあったから、このまんまワックスできるもんね!とゆーワケで張り切ってかけてみたんだけど、これが思いのほかアチーのよ。

 で、色はパールツートン。

 白いから、凝視すると明る過ぎて目がチカチカする。我慢しながらかけ終ると、あとちょっとのトコロで空がいよいよ真っ暗になり雨が落ちてきた。

 本降りになったら目も当てられないので、汗だくになりながらソッコー磨き終わり、家に入ってジュースやら麦茶やらバカ飲みしていると、


 ポツ…ポツ…ポツ…ド―――――ッ!


 激しい雨音。

 ゴリラゲーウっちゅーやつでございますよ。


 あ…これ…釣り行かれんヤツ。


 とか思いつつ諦め半分、昼飯を作って食うことに。

 しばらく部屋で釣り具弄りながら待機していると、雨の音がしなくなった。でもまだ完全には止んでないもんで、さらに一時間ぐらい釣り具弄っていると、日が照りだした。庭を見てみると、砂利が乾いているところもチラホラ。


 ならば出撃だ!


 雨が降ったあとやき、もしかしたら食ってくるかも!


 そんな期待を胸に選んだタックルは、


 巻き:リベリオン661MHFB-G+スティーズA TW1016-CC


 と、


 撃ち:ブラックレーベルPD701MFB+アルファスSV105SH。


 で、活躍してくれたのはアルファスの方。

 釣れないから神頼み的に選んだんだけど、実は今年に入って一本も釣れてないのよね~。

 久々に活躍してくれたってことで、おさらいの意味を込めて簡単な説明を含めたタックル編、いってみますよん!


 まずサオからね。

 ブラックレーベルPF701MFBは、撃ちのサオ。

 アマゾンにその当時のカタログに載っていた説明があったので抜粋しとくね。

『必要なのは「実釣性能」。無駄なカザリはもう要らない。ハイエンドモデルでも、最先端のテクノロジーでもない。釣りに必要なのは、実釣性能という真実だけ。本質のみに研きをかけた本気ロッド「ブラックレーベル」は、過剰なるモノへのアンチテーゼとして誕生。贅肉のない漆黒のブランクスと、必要十分なパーツ類。本物を知るアングラーだけに送る、ダイワからの回答がここに。

 PF(ピッチング&フリッピング)とは…。

「誘う・掛ける・獲る」という機能に特化させたPF(Pitchin'& Flippin')シリーズ。軽量化だけに重きを置かず、掛けてから竿を立てているだけでもバスを浮かせることができるリフティングパワーがこのシリーズの真骨頂。ブランクはHVFカーボンを肉厚に巻く事で強靱なリフティングパワーをもつベリーからバット部。ボトムやブッシュのタッチ感を出しつつ、スタックさせることなく乗り越えるための適度な張りを持たせたティップ部。グリップはあえてセバレート化は避け、グリップ周りに重心を置くことで自重には現れない実釣上でのバランスを重視。いたずらに軽さを求めただけのピッチング・フリッピングロッドとは一線を画している。極限までの軽量化を止め、掛けてからのリフティングパワーを特化させた為、今までのMパワーのロッドよりワンランク上のバットパワーを感じさせる。またボトムやブッシュのタッチ感を出しながらもスタックさせる事なく乗り越えさせる適度に張りを持たせた高感度なティップがPFシリーズの真骨頂。PF701MFBは1/16から3/16ozのライトテキサス、3~5"高比重ワームのノーシンカー、ヘビーダウンショットのピッチにポテンシャルを発揮する。ソフトに仕上げたティップは、春先や晩秋など低活性時におけるテキサスやマキマキの釣りでもバイトの際にしっかりと食い込みを見せる。通常のMクラスよりワンランク上のリフティングパワーを持たせたベリー~バット部はバスに主導権を与えずランディングへと持ち込む。』

 といった感じ。


 スペックは、

 全長:2.13m / 仕舞:213cm

 継数:1本

 標準自重:150g

 先径:1.5mm / 元径:11.9mm

 対応ルアー:1/8~5/8oz

 対応ライン(ナイロン):8~16lb

 グリップレングス:265mm

 カーボン含有率:94%

 となっておりま~す。


 抜粋には書いてないけど、このサオってクランクベイトなんかのプラグも扱えてしまう、かなりバーサタイルなキャラなのよね。ま、同時に巻きのサオ持っていったりだとか、撃ちしかしないからプラグ持っていかなかったりだとかで、実際は巻きに使ったことないんだけどね。

 使ってみた感じはシャキッと感が強いかな。モロに撃ちのサオって感じだよん。

 自重のことについて抜粋には書いてあるけど、かなり軽い部類だからね。

 長さもそこそこあるから、総重量10gくらいのリグだと遠投も効く。

 フィネス寄りだからある程度軽いルアーも使える。

 性能の割に安い。

 といった長所があるよ。

 短所は寄せる力が少々弱目ってところかな。とはいっても長所で書いたようにフィネス寄りだから、そんなにパワーファイトはできるはずないよね。

 とゆーワケで短所はなし。

 かなりいい具合にまとまったサオですよん。


 リールは、

『フィネスもできてバックラッシュしにくいSVがついにアルファスに。

 SV(=Stress free Versatile)コンセプトで身近なフィールドを愉しもう。

 カッチリ感に定評があるアルファスの実績を基に、しっかり握りこめるコンパクトボディはそのままに、ハウジングを見直し大型ギヤを搭載することでリトリーブ性能をアップ。直径33mm超々ジュラルミン製SVスプールを搭載し、ピッチングもキャスティングも高性能でしかもトラブル知らず。野池・川・ボート、さらには海まで、フィールドを選ばず快適に使えるタフなコンパクトリール。』

 といった感じ。


 スペックは、

 巻取り長さ(cm/ハンドル1回転):74

 ギヤ比:7.2

 標準自重(g):175

 最大ドラグ力(kg):4

 標準巻糸量ナイロン(lb.-m):12-40~80、14-35~70

 ハンドル長さ(mm):80

 スプール径(mm):33

 ベアリング(ボール/ローラー):6/1

 となっておりま~す。


 使ってみた感じは、至って普通で「ちょうどいい」って言葉がしっくりくる。

 バス用としては小型な部類だから握りこみがしっかりできる。

 アルミボディだから頑丈。

 SVが高性能。バックラッシュしにくいもんね。

 安いのにmade in Japan!

 といったコトが長所やね。

 短所はハンドルが短いこと。デカいのかかったら結構な確率で巻き取れなくなるもんね。まぁ、このサイズにちょうどいい長さにしてあるんだろうけど。自分的にはあと2cm長いと嬉しいかな。

 あと、短所とは違うけど、エアブレーキの感触が嫌い。キャストの全域でブレーキかかりっ放しのような感触するんよね。この感触、緩めると無くなるけどバックラッシュするっちゃんね。とはいえ、これのおかげでバックラッシュしにくいし、逆風にも強いからありがたいんだけどね。

 多分、このリールでベイト入門したら早く上達できるかも。

 コスパが高くてなかなか良く纏まったリールです。

 こんな感じでタックル編、〆たいと思います。




 続いて実釣編、まいりまぁす!

 雨が降ったので、イボって出られんくなったらイヤ。だから、相棒はハイラックス。

 目的地はゴムの場所。

 タックルをぶち込んで釣り場へGO!

 スロープを下りると誰もいない。


 やった!独占やん!


 喜びながらクルマを降り、川の水位を見ると…少ないじゃ~ないのよ。


 なんかこのポイントで釣る気が失せた。

 少し下流の消波ブロック帯まで行くことに。

 そして巻きの実績場に入る。

 巻きのタックルとルアーのみをおろし、ポイントへ。

 水色を見るとやや濁り気味で、ゴミも多い。が、釣られないほどじゃないから早速おっ始める。

 選んだルアーはピーナッツⅡで、色は黒金。

 しばらく扇形にランダムに投げまくるが、一切異常無し。

 途中、大粒の雨にやられ、かなりびしょびしょになる。髪から垂れてくる滴がなんとも気色悪い。


 ルアーのローテーション繰り返すのだけど、異常無し。

 いい加減飽きてきたためポイントを見切る。



 少し下流の実績場に入り、撃ち開始。

 ルアーはヤマタヌキのグリパンノーシンカー。

 真正面にある、ちょいちょい根掛かりする何かを狙う。

 底を取り、チョンチョン跳ねさせながら引いてくるけど異常無し。

 さらに数投、コースを少しずつ変えながら狙ってみるけど異常無し。


 ならば。


 立ち位置はそのままで、少し下流側にあるよく根掛かりする何か(多分竹の矢板)を狙う。

 その一投目。

 着水し、少し引いてきたところで、


 ガリ…ガリ…


 生命感とも障害物とも取れる感触が伝わってくる。


 ん?これ…アタリか?それとも…


 どうにも判断がつかないから、巻くのを止めて待ってみる。

 すると…


 グイッ…


 僅かにサオ先がお辞儀する。

 ひと呼吸おいて、アワセを入れると重さが乗った!…のはいいけど、どーにも引かない。川底に埋まっていたレジ袋引っ掛けたような感触。


 あれ?魚やなかった?


 とりあえず巻いてみると、その重さはみるみる失われていく。


 やっぱ魚やん!飛ぶ!


 急いでリールを巻くと、直後、


 バシャ!


 エラ洗い。

 とゆーことは本命さん。

 飛んだあとは潜る。

 消波ブロックの隙間に潜ろうとしている。

 潜らせないようにサオを立て、必死こいてリールを巻く。

 左斜め前に沈むブロック付近。


 ヤバい!糸が!


 さらにサオを立ててリールを巻くと今度は一気に浮上。


 また飛ぶ!


 テンションを掛けるため、急いでリールを巻く。

 直後、


 バシャバシャッ!


 二連続エラ洗い。


 コエー!


 ほぼ足元で跳ねたため、ある程度大きさが分かる。


 結構デカい。


 取り込みの体勢に入る。

 減水しているため足場が中途半端に高い。

 護岸はさっきの雨で濡れているから確実に滑る。

 へばりついての取り込みは無理。水面までは1m近くあるから今日のタックルだとちょっと不安。


 えーくそ。タトゥーラかリョウガ1016のタックルにしとけばよかった。


 ここにきて後悔することになるとは。っつーか、道具うんぬんよりも、いい加減網買えよ!って感じだけど。


 さて、どうする?


 掛かり具合は?口の右側少し奥。糸は擦られてない。


 じゃ、抜き上げよ。


 せーの、でサオを立てると、


 ズルーッ!


 ドラグが滑って糸が出る。


 アルファスっち40cm超えるげな魚掛かったら、結構滑るっちゃんね~。


 ビビリながらも巻き続ける。


 ヤバ!抜き上げられるか?


 と思ったけど、どうにか河川敷にブリ上げられた。

 暴れる魚を押さえつけようとすると、


 ポロッ!


 ルアーが外れた。


 危ねぇ~!


 急いで口に指を突っ込むけど、思いのほか元気でなかなか持たせてもらえない。

 何回も暴れられて取り落とす。

 しかもこいつ歯が鋭い。親指の付け根、ザリザリやし。

 それでも何とか持つことができ、まじまじと魚体を観察してみる。


 太い!しかもキレイ✨


 でも、口は欠損ほどじゃないけど、それなりに変形している。


 これくらいはしょうがないんかな?


 観察した後は恒例の記念撮影。

 置いたヴァージョンと持ったヴァージョンを何枚か撮ったら指でざっと大きさを測る。

 二回とちょっと。

 っつーことは44~5cmっち感じか。デカいな。


 その後、サオの模様で大きさを測ってそっと投げ込んであげました。魚は勢いよく元いた深場へ。



 それにしても長かった。

 前釣ったのは5月7日だから、まるっと二か月かぁ。その間何回も行ったけど全然釣れんやったもんな。

 釣り人、減る気配がないもんな。

 今回のバスブームは長いし激しいき、これからまた釣れん日が続くんやろーな、とか考えながら糸を結び直し、釣り再開。


 気分を変えるためルアーをチェンジ。

 選んだのはゲーリーヤマモト4インチシュリンプの黒。

 ヤマタヌキより空気抵抗が大きいから飛距離が出ない。けどまぁさっき釣れたポイントまでは届くから、これで頑張ってみるつもり…だったんだけど、突如、


 ピカッ!


 光った直後、


 バ―――――ン!


 激しい雷の音。


 近い!これはヤバいぞ!釣りどころやないやん!


 怖くなり、急いで片付け撤収したのでありました。




 なんかいい感じに釣れそうやったんに…残念やな。


 クルマに荷物をぶち込んで帰っていると、真正面で稲光三本。


 コエー!撤収して正解やったやん。


 ビビりながらクルマを走らせていると、


 ポツ…ポツ…ポツ…ド―――――ッ!


 超大粒の雨。

 あのまんま釣り場にいたら、今度こそ木端微塵に濡れていた。


 撤収大正解!


 帰ってさっき釣った魚を測ってみたら、なんと48cm!


 思っていたよりもデカかった。

 これを機にまた釣れ始めてくれたらいいけどな。


 それにしても今年は梅雨明け早いし、暑い!

 みなさん、熱中症には気を付けましょうね!!


 でわでわ。

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今日の釣果はこげなふう。 Zee-Ⅲ Basser @1kd-ftv

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