林檎

三木リューヤ

第0話

「魔法の秘薬に林檎を浸けよう、永遠なる眠りが染み込むように。」

白雪姫の映画を観て、そう呟いた彼は数日後、遺体で見つかった。遺体の脇には白雪姫のように青酸カリが染み込んだ齧りかけの林檎があった。

彼の名前はアラン。国に隠されてしまった天才である。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

林檎 三木リューヤ @ryuya3ki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る