4話目。「いざこざ」






カラオケはそりゃもう楽しかった。心を見る必要もな位くらい目に見えて皆が楽しんでいた。

なのにまた月曜日、学校だめんどくさいなぁ、、。。。


カラオケに来なかった咲とみくは今までも2人でよくいた。時間がこのいざこざを解決してくれるまで、2人と4人でグループ分かれる感じか。多分、それが一番平和な解決策だ。





「かよー!おはよう!!」

「うわ、びっくりしたー。みくかぁ。おはよー!」

「これは2人して遅刻か?笑」

「だよねやばいよね急ご!」

「うん!急ご!」

みくはちょっと抜けてて可愛い感じの子、だけど勘は良いしいざこざには気づいてるはずだ。今私に声かけて来たのも様子探るためだよねきっと。どうせみくも私に色々聞きたいんだろうし、私も聞きたいことを聞かせてもらおう。


「ねー最近咲どんな?」

「、、だよねー、やっぱかよなら気にしてると思ったー」

「みくもでしょー?」

「うん、。咲は彼氏とは楽しくやってる。問題なのは何で果林に嫌われてるのかすら分かってないってこと。」

…まじか。天然にも程がある。

「果林は悩んでる。でも咲をいじめようとかは考えてないからそこは大丈夫」

「そっかー!良かったー!」

「こっちは良くないー!ねーみく、咲にさ、果林の前で惚気るの禁止って言っといて!果林が死んじゃう!」

「それは任せてー、それに咲には私がいるから、かよは果林についててあげて!」


ね、ほら、やっぱりみくは頭いいし頼りになる。出来るだけ円満に終わらせたいのはみんな一緒。これで一安心。あ、てか本気で遅刻するやばい。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

これはテレパシーではない。(仮) かちこち。 @ochika009

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ