全ての始まり編 第2話 旅立ち

アルフハイド皇国540年5月

カイルは旅に出る身支度をしていた。

つい先月頃、観察者として神から使命を与えられたことにより、最低限の資金と道具は揃えるつもりで働き、親にも説明は済んだ。

理由について尋ねられたが親は宗教に入って居ても、懐疑的な方だった為にあまり言えなかった。だから

「世界を旅して見聞を広めたい。」

と言って理解してもらった。

旅と言っても、山賊や野獣に襲われないわけではないからその訓練も近所で腕が立つ人にお願いしてもらった。

「さて、これくらいかな」

準備したのは中に、財布と数個の回復薬が入ってるバッグ。野獣や山賊から身を守るための銅剣。旅に向いてる丈夫な服だ。

旅の予定としては、旅をしながら行く先の町などで依頼などをこなして金を稼ぐ形式の旅だ。貯めてた金などは服や銅剣などで無くなってしまったので、残りは旅中に稼がないといけない。

そうして、準備が終わると家の玄関に向かう。

玄関には母親が立って居て

「行ってらっしゃい、旅の最中には色々とあるけど、辛い時は帰ってきてもいいんだよ」

と、旅を始める息子を送り出すように言った

「ありがとう、行ってくるよ」

と感謝の言葉を伝え、家を出る

ル・ハイドで、お世話になった人たちに声をかける。感謝の意と、旅に出る意を込めて

30分後、一通り声をかけ終わると、町の入り口に立ち

「行ってきます」

と静かに口にしながら旅立った



全ての始まり編END





あとがき見たいのと予告(新編始まる前にこれをやります)

どうも、烏丸 朔です。今回は、旅立ちについて書きました。全ての始まり編の終わりは旅立ちで、あまり書いたことのない部分だった為に、少し悩んだりしました。前回よりは短くなって居ますが、次回から始まる新章にてもう少し増やすはずです。ということで、新章の予告を


予告

ル・ハイドを旅立った、カイル。

行く旅先でゴロツキに似たような皇国軍兵士が襲いかかってくる。なんとか退けたカイルはこの国に何が起ころうとしているのかを知る。皇国の運命は?そして、カイルは捕まったり、脱走したりで、大活躍?

次章:皇国クーデター編


よろしくって感じで

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永遠の命〜たえぬココロ〜 @gxta

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