第5話依頼です。

僕は、現実に引き戻された。


(……待てよ。全員いるなんて、やっぱりおかしい……!)

「何かあったんですか?」

「おーっと。分かった?そうだよ。依頼だよ」


依頼はこうだった。


科学派シティからの依頼だった。

なんでも謎の能力者の連続殺人事件が行き詰まっているようだ。

殺害方法は単純。胸をナイフで一突き、だ。

そして、単純だからこそ行き詰まっていた。

どこも殺害現場には監視カメラがあった。

にもかかわらず、突然バタンと倒れた。

どう見ても能力者のしわざだろう。


「その捜査を、僕が?」

「うん。君ならできると思うよ。まぁ、ヤバイ、と思ったら逃げてもいいんだよ」

リズは軽く言っている。




「い、いってきます」

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ユートピアの塔 Cider(シードル) @cider16

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