概要
使者がこねぇなら自力で帰ってやろうじゃねぇの。
大学一年生になったばかりの主人公――市川夏。
彼は、とある事情から一人の少女を家に住まわせていた。
その少女の名は『かぐや』
特技は重力を操ることと、黄金に光ること。
「おいっ、朝だぞ起きろ」
「うるさぃ……月が沈んだばかりだというのに……」
生活リズムの合わない二人は、それでもなんとか生活していた。
その、二人の目的とは――
「月に帰るんだろ?! 電車に乗って!!」
そう、この物語は。
月行きの最終列車に乗り遅れたという
自称月の姫――竹取かぐやが
無事、月へと帰るまでの十五の夜の物語。
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