あなたは今まで消した「あ」の人数をおぼえていますか?僕は訓練場で装備を剥ぎ取って消した「あ」の数を覚えてはいない。これは英雄譚ではない、消した人の数だけあったろう冒険のおはなし。
物語序盤、ウィザードリィで体験した様々なことにそれらしい理由が乗せられていくのは面白いです。とりあえず全編通じて風呂敷を広げまくった強敵をどう打破するのかは楽しみにさせられる1作です!
インパクトに頼った作品は、一度読めば読み直す気が起きないこともザラですが、この作品は違います。奇抜なタイトル、死と隣り合わせの理不尽が渦巻き暴力が支配する世界観、食わせもの揃いの登場人物、血と汗と…続きを読む
とにかく読んでみてください。
確かにあるあるネタは楽しい、ニヤっとしちゃう。けどそれ以外の部分もハイクオリティ。むしろそっちがメインディッシュ。冒険のある世界で生きている人たちが読めるちゃんとしたファンタジーです。おすすめ!
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