書き尽くされた感がある異世界迷宮物の中でも、異彩を放つ。魔法が出てくる、魔物が出てくる、俺TUEEE要素もある、でもそれらは舞台装置や小道具に過ぎない。描かれてるのは、人命や人権が軽い世界で懸命に生きる市井の人達。
とにかく読んでみてください。
奇跡はなく、命は軽く、理不尽で救いようの現実に抗う人々の姿は儚くも輝かしい!
力のせいで歪んだ人達の絡みが良いですね。スカッとしない雰囲気も好きです。
よくある異世界モノなんかとは一線を画す設定の無理の無さ。それでいてプロットがめちゃくちゃ面白い!
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