書き尽くされた感がある異世界迷宮物の中でも、異彩を放つ。魔法が出てくる、魔物が出てくる、俺TUEEE要素もある、でもそれらは舞台装置や小道具に過ぎない。描かれてるのは、人命や人権が軽い世界で懸命に生きる市井の人達。
主人公は生き残り、上位の力を得るまで強くなるが、決して世界最強ではない。より強い奴が、まだ数人います。戦う時の条件によっては負ける危険性のある相手も何人かいて、油断できません。このあたりの匙加減が…続きを読む
序盤からの楽しみは、とにかくWiz的な設定をラノベに落とし込むのが本当に本当にうまいというところ。凄まじい説得力があるので読みながらも「この設定はあの部分を踏襲しているのか」とニヤニヤさせられる事必…続きを読む
例に漏れずウィザードリィのプレーヤーだった私には中毒性の高い小説。古典ゲームを下敷きにしながらもリアルで泥臭い手触りがあるのも好みです。奴隷の成り上がり物語としてもワクワクさせられます。迷宮…続きを読む
面白い点限られた手札で生き延びようと必死に足掻く主人公たちが妙に生々しくて引き込まれます。期待している点強くなっても、凡人ゆえに一流には一歩及ばない…そんな、どこか人間臭さの感じられる物語を…続きを読む
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