現代の倫理観を超越した世界の中で生きていく人と人犬の交流を描く物語。

弱い立場の人がみせる心情。
人以下の存在に成った人犬が、弱い立場の感情と辛さに気付いていく有り様。
お互いの弱さを必死に補おうとする様々な行動。
それを認めようとしない世界観を持つ人々の態度。
その全ての描写が気持ち悪くもあり、可愛らしく、そして恐ろしい。
読み進める毎に惹かれていく小説。

口くいは必読!!

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