人それぞれの幸せ。ひとつにまとまるかなんて、やってみなきゃわからない。

幸せは、人それぞれ。
ひとりが気楽だと思う人。一緒ならもっと楽しいに違いないと思う人。
自分ひとり分の日々を回すことでもう充分、という姿勢を頑なに崩さない青年と、そんな彼の分厚いドアを叩く女性。これは、そんな二人の関わり合いを描き出した物語です。

一人一人が感じる幸せって、こんなにも違う。そして、ふたりの幸せがひとつに重なるかどうかなんて、きっとやってみなければわからない。
そんなことをふと考える、味わい深い短編です。