王道の題材をひたすら丁寧に煮詰め、紋切り型の展開に頼らず完結させたのは余程の辛坊強さが必要だ。 主人公から端役に至るまで、登場人物一同への筆者の愛があふれんばかりに感じられ、宮廷の中で花咲く運命…続きを読む
生まれる前からあった運命の糸、それに気づいた少女は努力、気配りを重ねて、糸を手繰り寄せます。 一歩一歩、彼の元へ……。 暖かい想いを感じる世界、私だけの素敵な彼、そんな感覚を体験したい人に…続きを読む
運命の人がいる。その己の確信を抱いて、王都へ行くビアンカ。夢見るのではなく、いると自分だけがわかっている。いえ、ただ一人、運命の相手もそれを確信している。だからこそ、彼女は自分の力で会いに行き…続きを読む
もう健気で一生懸命な女の子姿を追うだけで涙腺が、「開のみ」になりそうです。控えめな文章は非常にサラサラしていますがそのサラサラの中から登場人物の在り方がスッと浮き上がってきて、どの人物も読み手に親近…続きを読む
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