独特な静けさを感じる終末を描いた世界。寂しさの中に作者の優しさを感じる、あたたかい作品でした。SFの短編集に飢えている方、ぜひ手に取って欲しい。きっと間違いない!
ようこそ、いらっしゃいませ。 のんびりと、書いたり読んだりしています。
終末の世界を舞台に、様々な終わりの光景をほろ苦く見せてくれるオムニバス掌編集。それぞれが独立した話ながら、寂寞感や悲哀といった空気感が全体を包んでいて、読み進めるごとに色濃くなっていくようです。各…続きを読む
十一の物語を詰め込んだ短編集ですが、人類が終焉に向かってゆく様を描いた連作のようになっています。とはいえ、それぞれのお話は独立していますし、時系列も綺麗に並んではいません。どこから読んでも楽しめ…続きを読む
錆びれた雰囲気の中、ひっそりと終末へと向かう世界。哀愁漂いつつもぞくりとしてしまうような物語。様々な色合いを見せる終末SFストーリーが集まった作品集です。それぞれどれもが独特の世界観や読み応えを…続きを読む
このところ長編の多かった作者様ですけど、実はショートショートも凄いんです。『黒い贈り物』では見事に「やられたー」と思ったものですが、今作も間違いなく素晴らしい正統的SFショートショート。しかも、…続きを読む
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