第7話赤ずきん

俺は赤ずきんの女の子に出会った。


「迷子か」


俺は舌打ちをする。デパートで泣いている少女と肩がぶつかったのだ。


「ママは」

「名前は」

「アリス」


「アリスちゃんか」


俺はアリスと手を繋いで、歩いていると私服警官につかまった。


「ちょっと君」

「はい?」

「幼女誘拐の罪で逮捕する」

「そんな」


俺は手錠を掛けられて呻いた。


「嘘だ、」


すると幼女は言った。


「怖いおじさんに脅された」


泣きじゃくる幼女は警官に、そう言うとニヤリと笑った。

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