第2話美しい女

俺は夜勤空けだった。

街へと出ると美しい女を見かけた。声を掛けることはない。ただついていくことにした。夜勤空けということで俺は寝不足だった。


「ねえ」


商店街を出た辺りで、女に声を掛けられた、先ほどの女だ。長い髪をした女。


「どうした?」

「あたしのこと、ついてきたでしょう」

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