血風吹き荒れる戦乱の世から《死に狂い》がやって来る。

まず何よりも特筆すべきは戦闘シーンの描写力。
剣術や体術への造詣の深さだけではない、息遣いさえ聞こえてくるような臨場感を得ることができる。
加えて、主人公を取り巻く貴族や王族同士の腹の探り合いも見ものである。
また、戦国時代の日本の文化などをうまく中世風ファンタジー世界観に落とし込んでいる点も◎。
カクヨム初心者の方にオススメするとすれば、この作品を置いてはおけない。書き手としても読み専としても、非常に面白く読める作品。


—————死に狂いの男の生き様、とくと見届けよ。