生きている証が欲しいから。なんて良い題名でしょう。私もそう思います。日々の生活を送りながら直面する悩み、苦しみ、喜び、仲間、仕事全てのことをそのまま書き綴った作品で素直な文面です。いろいろ悩み考えまわりの助言を聞きながら前に進んでいく龍神さんと言う人を私は尊敬しています。これは精神病関係なく普通の人にも必ず直面するでしょう。その時この生きている証が欲しいからを思い出してほしいと思います。私は努力する人が大好きです。前向きな人が大好きです。私も龍神さんもただ精神病になってしまっただけ。いつ誰がこうなってもおかしくない世の中。でももっと不幸な人がいっぱいいるのです。まず人としてどう生きるか?覚めきった世の中自分の事しか考えられない方。相手を思いやる気持ち忘れていませんか?この作品は龍神さんそのもの。純粋で真っ直ぐでこういう人と出会いたかった。毎回更新が楽しい。こんな事があったんだとか今日もこんなに頑張ったんだとか。凄く励まされています。読んだら自分に素直になれるのではないでしようか?人に優しく接する事ができるのではないでしょうか?私は仕事20時間位やっているので気持ちも滅入りますが更新きたら読んで返信することが楽しみです。私は優しい言葉なんて言わないし、気分を悪くされたらいけないのでコメント控えますにも下さいと言って下さいました。本当に謙虚な方です。兎に角人としての本来の生き方読んで見てください。これからもこの作品が長く続きますように願っています。
精神障害を抱える五十代の作者さまが、日々のこと気持ちをつづってくださっているエッセイ風の日記です。
文章の感じはとても柔らかく、ひとのこころをひっかきません。
あたたかみがあり、ひとを癒してくれます。
ですが、その裏にはいかほどの苦労や傷、ざらつきがあったのだろうと――言葉のはしばしからそれらを想像して息をのまずには、いられません。
自分は二十代女性で、作者さまとは年代も性別も違います。
作者さまは自分の親の世代にあたります。
世のなか、年代が上だといってもすべてのひとが尊敬できるわけではない。そんななかで、このエッセイの作者さまは人間の先輩としてとても言葉をきいていたく、なります。ひとつひとつつむがれる言葉が、たしかに素直で素朴でもありますが、人間を長くずっとやってこられたかたの熟練したお言葉だからです。
私も、いずれ歳や人生経験を重ねたときにそういう人間になりたい。
顔も名前も知らないひとに、
おかえりなさい、とこころから言える人間になりたいです。
いま、もし。
おかえりなさい、と言ってもらいたいのだったら――いちど、お読みになられては、いかがでしょうか。
精神疾患と聞いて何を思い浮かべますか?
作業所って分かりますか?
作業所の時給をご存じですか?
このお話の中には、それらのことが、リアルに描かれています。
作者様が信頼した仲間達や、専門職が淡々と、だけど血の通う文章で丁寧に綴られ、気づけば毎日拝読しています。
作者様が最近、冒頭で「おかえりなさい」と書いてくださっているのも、とても魅力的です。
私もふと思うのです。
明日、誰かに「おかえり」とか「おはよう」というために、眼を覚まして、働いて、そして家に帰るのかな、と。
それを積み重ねることが、「生きていく」ということなのかな、と。
そんな「あたりまえのこと」を考えるきっかけを与えて下さる、作品です。