生きてる証しが欲しいから

作者 龍神 昇

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★★★ Excellent!!!

精神障害を抱える五十代の作者さまが、日々のこと気持ちをつづってくださっているエッセイ風の日記です。

文章の感じはとても柔らかく、ひとのこころをひっかきません。
あたたかみがあり、ひとを癒してくれます。
ですが、その裏にはいかほどの苦労や傷、ざらつきがあったのだろうと――言葉のはしばしからそれらを想像して息をのまずには、いられません。

自分は二十代女性で、作者さまとは年代も性別も違います。
作者さまは自分の親の世代にあたります。
世のなか、年代が上だといってもすべてのひとが尊敬できるわけではない。そんななかで、このエッセイの作者さまは人間の先輩としてとても言葉をきいていたく、なります。ひとつひとつつむがれる言葉が、たしかに素直で素朴でもありますが、人間を長くずっとやってこられたかたの熟練したお言葉だからです。

私も、いずれ歳や人生経験を重ねたときにそういう人間になりたい。
顔も名前も知らないひとに、
おかえりなさい、とこころから言える人間になりたいです。


いま、もし。
おかえりなさい、と言ってもらいたいのだったら――いちど、お読みになられては、いかがでしょうか。

★★★ Excellent!!!

精神疾患と聞いて何を思い浮かべますか?
作業所って分かりますか?
作業所の時給をご存じですか?

このお話の中には、それらのことが、リアルに描かれています。

作者様が信頼した仲間達や、専門職が淡々と、だけど血の通う文章で丁寧に綴られ、気づけば毎日拝読しています。

作者様が最近、冒頭で「おかえりなさい」と書いてくださっているのも、とても魅力的です。

私もふと思うのです。
明日、誰かに「おかえり」とか「おはよう」というために、眼を覚まして、働いて、そして家に帰るのかな、と。
それを積み重ねることが、「生きていく」ということなのかな、と。

そんな「あたりまえのこと」を考えるきっかけを与えて下さる、作品です。

★★★ Excellent!!!

通所内での仕事や、新しい就労先への打診等。その日常生活の中で著者が感じている『死への思い』と、それを打ち消そうともがく『生への思い』が混じり合っている。

精神疾患という経験を今もしている著者の生身の声で構成された、生きる意味を己に問いかけたくなる『生きてる証を求める』エッセイ。

★★★ Excellent!!!

色々な面白い人たちが出ています。
涙あり、感動あり、そしてお笑い、コメディドタバタ劇あり。ぜひ毎日読んでください。
エッセイ小説と言っても、お笑いのようなコントみたいな話も出てきます。
色々な人間が織りなす、人間ヒュースペックドラマをお楽しみ下さい。
そして、出来たら、コメントや星レビューをしてあげて下さい。

★★★ Excellent!!!

とても、とても震えました。
この作品、文章にもですが「生きている」という当たり前の奇跡を証している作者自身を描いています。

一歩、一歩。
どんな人間にも「目標」が必要で、生きる為にはお金を稼がなければならない現実。物語を書いてる作者様もですが、想像以上に過酷なのが目に浮かびました。

私もとある切っ掛けで「小説、書いてみよう」と、自分が書いた作品を読んでほしいと思い、物語を書いてますが、もっと頑張らなきゃと心の底から決意しました!ありがとうございます‼

★★★ Excellent!!!

日々のことを淡々と書いているけど、「そんなこともあるんだ」と思えることが多く、毎日の更新が楽しみになりました。龍神さんがフォローしている小説にも興味が湧きます。龍神さんの人となりがわかるようで。自殺願望消えないみたいですが、フォローしている読者がいること、心にとめてほしいと思います。