Cløckwørk･Children.《クロックワークチルドレン》

　西暦２１３５年。急激な機巧技術の向上により、世界は豊かな発展と進化を遂げてきた。だが便利で高性能な機巧技術は、医療や工業の進歩と同時に、機巧技術を悪用した所謂「機巧犯罪」の多発に繋がっていた。機巧技術を応用した機巧兵器、ＣＷはその猛威を奮い、機巧技術は衰退していくと思われた。
　だが政府は、とある組織の立ち上げを行った。
　それは「機巧犯罪対策局」、そしてその捜査官「ＡＣＥ」達だ。
　機巧犯罪を取り締まるべく設置された対策局は、機巧兵器に対抗するために製造された対ＣＷ用特殊兵装を用いるＡＣＥ達で、瞬く間に機巧犯罪を抑制していった。
　これはある一人の孤児だった少年が捜査官として、硝煙と薬莢、そして人の血にまみれた世界で生きていく、成長の物語である。