愛すれば愛するほどに…

半ばまで読了です。
覇王・信長の実妹イチと吸血鬼ジョエル。彼女がタイムスリップに巻き込まれて現代日本に流され、ジョエルと出会って惹かれていくというというのが骨子になっています。
限りある人と時間に限りのない吸血鬼。2人の抱える価値観や苦悩が丁寧に描かれており、特に現代に来たばかりで様々なものに戸惑うイチの反応は読んでいて新鮮です。一方でイチへ世話を焼いているうちに惹かれていきながらも彼女を同族にしたくないジョエルの苦悩もまた物語に深みを与えています。
しかし、その前に立ちはだかるのは当事者たちの苦悩ばかりではなく得体のしれない悪意もまた潜んでいます。分かたれる2人の運命は何処へたどり着くのか…。
後半も楽しみです!!!

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